ジェヴォーダンの怪物

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ジェヴォーダンの怪物とは18世紀のフランスで百人以上を食い殺したとされる狼に似た正体不明の動物である。

概要[編集]

1764年から1767に掛けてフランスのジェヴォーダン地方で大勢の人が食い殺された。 狙われるのは女性と子供だけだった。成人男性は鎌などの農機具で猛獣を追い払おうとするので女性と子供だけが狙われたのだとされている。 この怪物は何故かを恐れたという。

諸説[編集]

狼説[編集]

巨大なだという説がある。 狼男だという説もある。

ハイエナ説[編集]

狼ではなくハイエナではないかという説がある。

フクロオオカミ説[編集]

目撃情報と似ているが、南半球に生息するフクロオオカミがフランスにいたとは考え難い。

ハイブリッド説[編集]

狼と他の猛獣のハイブリッドだという説もある。

駆除[編集]

1765年、獣を追い払ったという少年たちがフランス国王から褒美を与えられた。
1765年、国王の命令を受けたジャン=シャルル・ダンヌヴァルが、多数の狼を駆除したが被害は続いた。
1765年、王の側近のフランソワ・アントワーヌが大きな狼を仕留めたが、しばらくして再び被害者が出るようになった。
1767年、ジャン・シャステルという猟師が狼に似た大型の猛獣をマスケット銃で仕留めてから被害は無くなったという。