シーベルト
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シーベルトとは生体に放射線が当たった時に及ぼす影響の大きさを表す単位である。線量当量ともいう。単位はSvで表される。シーベルトでは単位が大きすぎる場合が多いので1000分の1のミリシーベルト(mSv)や、そのさらに1000分の1のマイクロシーベルト(μSv)もよく用いられる。
求め方[編集]
単なる放射線の吸収量を表す吸収線量(Gy)だけでは生体への影響を予測するのは困難なので、吸収線量から線量当量を求める必要がある。
- Sv=Gy×放射線加重係数×組織加重係数
危険度の指標[編集]
我々人類はあらゆる物質や自分自身から出る極微量の放射線や宇宙からの宇宙線を浴びて被曝しているわけだが、それにおけるシーベルトは全く人体に影響はない。そこでどれほど放射線を浴びたら危険なのかを以下にまとめる。(mSvでまとめる。)
- 0.05mSv
胸のX線健診
- 0.6mSv
胃のX線健診
- 1,1mSv
身の回りのものや宇宙線などの自然放射線
- 50mSv
放射線従事者の限界量
- 100mSv
緊急時対応者の限界量。ここから人体に影響が出始める。
- 500mSv
リンパ球の減少→白血病
- 1000mSv
吐き気、悪心など。
- 3000〜5000mSv
半分の人が死亡。局部被曝では脱毛、紅斑、不妊、白内障など。
- 7000〜10000mSv
100%死亡。局部被曝では急性潰瘍など。