サロメの唇 (漫画)

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サロメの唇」(サロメのくちびる)は手塚治虫歴史漫画、および表題作とする漫画短編集。

漫画[編集]

ビッグコミック』(小学館)の1972年1月10日号に読み切り掲載された。

あらすじ[編集]

時は幕末。蘭方医・倉敷はオランダ人医師・カルロスの弟子となるため長崎の出島に赴いた。

そこで女陰でしゃべるという異人の遊女サロメの噂を聞きつける。サロメと会った倉敷だったが、サロメはカルロスのお気に入りでもあった。カルロスからサロメに他の客がつかないように依頼された倉敷だったが、サロメに誘われ、サロメを抱くことになった。倉敷はサロメが女陰でしゃべるのは腹話術なのだと悟った。

サロメはルロスの実の妻であり、漂流者を装って長崎で遊女として暮らしていたのだった。次の日、倉敷はカルロスにサロメを身請けすると話をした。

数日後、カルロスとサロメが心中したのが見つかった。

短編集[編集]

1979年青林堂から「青林傑作シリーズ」の25巻として短編集『サロメの唇』が限定500部で刊行されている。

収録作品は以下の通り。

外部リンク[編集]