ケルチ (駆逐艦)
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ケルチ(Керчь)は、フィドニシ級駆逐艦の2番艦である。なお、フィドニシ級はノヴィーク級のサブクラスのうち最終型にあたる。
概要[編集]
本艦は、1915年10月29日にミコライウの黒海造船所で起工され、1917年5月25日からロシア海軍黒海艦隊の駆逐艦として運用が開始された。艦名は、クリミア半島東端部の都市「ケルチ」に由来する。1918年6月19日、黒海のトゥアプセ付近にて自沈させられた。
兵装[編集]
主な記録[編集]
- 1915年10月29日、現在のウクライナ、ミコライウ市にある黒海造船所にて起工。
- 1916年5月18日、進水。
- 1917年5月25日、ロシア帝国海軍の黒海艦隊で運用開始。
- 十月革命の後、同年12月16日にソビエト連邦海軍黒海艦隊に編入。
- 1918年1月、ヤルタとフェオドシヤにおけるソビエト政権の樹立、ドナウ川河口においてルーマニアとの戦闘に参加。
- 第一次世界大戦から離脱したボリシェヴィキ政府はドイツ軍からの黒海艦隊引き渡し要求を拒否し、4月29日に本艦を含む黒海艦隊艦艇はセヴァストポリを出港し、5月1日にノヴォロシースクに到着した。
- 6月18日、ドイツ軍による黒海艦隊艦艇の占領を回避するため、本艦はノヴォロシースク沖に停泊していた戦艦「スヴォボードナヤ・ロシア」と駆逐艦「フィドニシ」の雷撃処分を行った。然る後に本艦はトゥアプセへ向かい、6月19日にトゥアプセ沖約5kmの地点で自沈させられた。
登場作品[編集]
- War Thunder - ソビエト・ロシアツリーのランク1駆逐艦として登場