クソキモカタルシス

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クソキモカタルシス』は、荒井春太郎による青春音楽漫画。

秋田書店のWebサイト『チャンピオンクロス』にて2025年4月23日より連載中。単行本は既刊1巻(2025年10月時点)。

あらすじ[編集]

冬彦は、高校入学早々にクラスの女子・凛に自作の歌を弾き語りして告白した。凛が涙を流してしまったことで、冬彦は周囲から「キモい」と罵られ、孤立した。

「あの涙は感動の為だ」と思い込んでいた冬彦だったが、ある夜、コンビニで出会った凛に問うたところ「歌詞も歌声も、全てが気持ち悪かったため」と告げられてしまう。

大きなショックを受けた冬彦は、それならと、1週間学校を休み、キモさを極めた曲「クソキモカタルシス」を作り上げた。教室でホンネを歌い上げる冬彦に、ある者は口から泡を吹き、あるものは教室から逃げ去る。ただ1人残っていたのは「クラスの女王」と呼ばれる「小岩のチュンリー」こと春麗だけだった。春麗は頬を赤らめながら冬彦の歌を最高だと褒めた。

春麗は日舞・村上流の家元の娘で、幼いころから跡取りとして稽古の繰り返し。決められた歌しか歌えず、自由に自分の歌を歌いあげた冬彦の歌を自分のものとして欲しがったのだった。

冬彦は、春麗にバンドを組もうと頼むのだった。

以上、2話まで。

登場人物[編集]

坂本 冬彦(さかもと ふゆひこ)
小学校の頃から、クライスメイトに「キモい」と言われていた。
母親とは同居しているが、朝早くから夜遅くまで働いているため、すれ違い気味で、カップ麺生活を送っている。
史郎(しろう)
冬彦の兄。冬彦にロックとギターを教えた。冬彦の誕生日には自作の「誕生日カタルシス」を毎年歌っていたが、冬彦が小学校6年時の誕生日までには病没する。
田口(たぐち)
史郎のバンド仲間。バンド練習が巧くいかずに悩む冬彦にアドバイスを行う。
史郎が使っていたストラトキャスター(1964年モデル)を初路上ライブ前に冬彦に渡す。
春麗(うらら)
日舞・村上流の家元の娘。登校もあまりしていない。
名取試験において「情熱の薔薇」(THE BLUE HEARTS)を歌い、家元である父親から破門を宣告されている。
ボーカル担当。
夏央(なつお)
冬彦の幼馴染。小学校時代は冬彦と親しかったが、冬彦の誕生日をクラスで唯一、祝いに家を訪れたことで、他のクラスメイトからいじめられるようになったため、以後、疎遠になる。
冬彦がバンドを始めるにあたり、自分に最初に声をかけるべきと、冬彦に接触する。
ベース担当。
秋田(あきた)
元軽音部。学年は冬彦らより上。
軽音部はやらかして、無期限活動中止となっており、このことは冬彦を除く全校生徒に知られている。
ドラムス担当。

外部リンク[編集]