カーナビ

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カーナビ (英: Automotive navigation system、カーナビゲーションとも) は、自動車の運転において目的地の経路までを検索・案内するための経路案内システムである。

概要[編集]

カーナビはGNSS衛星により現在地を測位し、地図上に自己位置と向きを表示する。また「ナビゲーション」とあるように、目的地を指定すると現在地から目的地までの経路を探索し、音声や画像を伴った案内を行う。

使用されるマップについて、当初はCDなどで提供されており、容量の関係から全国版と地方版に分かれ、詳細な地図を表示するには地方版を購入したり、CDチェンジャーを使用したカーナビを使用する必要があった[1]。しかし、近年ではメディアの大容量化に伴って全国の詳細な地図が提供されるようになっている。

主な種類として、主にダッシュボードに取り付けられる「インダッシュナビ」とダッシュボードの上部に取り付ける「オンダッシュナビ」に分類される[2]。かつてはオンダッシュナビが主流であったが、2005年の法改正で直接前方視界の基準が定められたこと、純正カーナビの普及で非装着車でもカーナビに適した位置に2DINスペースが設けられるようになったことなどから、2026年現在販売されているものはそのほとんどがインダッシュナビである。なお、2DINサイズのインダッシュナビの場合は7インチ程度が上限であったが、近年ではフローティングタイプと呼ばれる、11インチ程度の大画面を持ちながら本体部分を2DIN規格に合わせてあるモデルも販売されている。これらの車載専用カーナビはGNSSやジャイロセンサに加え、車速パルスの入力などによりトンネル内でも自己位置の誤差が減るような仕組みになっている[注 1]

カーナビの操作は、スマホと同じ感覚で操作できるメカニズムで、タッチパネル式であることが多く、物理ボタンを備えたカーナビゲーションでも地図の拡大縮小や行先の文字入力はタッチ操作になっていることも多い。文字入力について、従来は50音式キーボードの配列に沿ったものばかりであったが、近年は携帯電話式の入力やQWERTY配列に対応したモデルも登場している。

近年ではスマートフォンのカーナビアプリが普及しており、従来のカーナビ専用機は需要が少なくなっている。一方でカーナビにオンラインマップとの連携機能を搭載し、独自性を編み出している企業もあるほか、スマートフォンと接続してカーナビアプリを使用できるディスプレイオーディオが普及し始めており、カーナビのモデルは縮小傾向にある。

注意点[編集]

カーナビに収録されているデータはあくまでその収録時のデータであり、現状とは異なっていることもある。具体的には、収録時に供用開始されていない道路や当時は走行できたがその後に通行止め・廃止になった道路は当然ながら地図の更新をしない限り反映されることはない[注 2]。また、VICS非対応のカーナビであれば工事規制などの情報も反映されないため、突発的な道路規制に巻き込まれることもある。

カーナビアプリによっては通過した車両によって通行可能を判断することもあり、車両で通行することが適さないような道路を案内される可能性も有る。カーナビが国道(いわゆる酷道)を優先したり、地元民の通行結果をもとに通過可能と判断した結果、細い道路に案内される事例も多く、島根県飯南町国道184号には「カーナビの案内にかかわらず、右折してください」と書かれた案内看板が立てられているほどである[3]

関連項目[編集]

注釈[編集]

  1. 当然ながら完璧ではなく、衛星が補足できない時間が続くほど誤差は増大する
  2. そのため、案内開始時などは実際の交通規制に従って進むように案内がされることが多い

脚注[編集]