地図
地図(ちず、英:map)とは、地表、地上、土地、街、道路の様子を、何分の1かに縮小して表した図である。
種類[編集]
1つの主題に絞って書かれている主題図、様々な観点から書かれている一般図に分けられる。また、描かれている範囲からも分けられる。たとえば、世界地図、日本地図、分県地図などである。メルカトル図法など、図法からも分類される。
世界地図は、球体である地球を平面に表して描いたものである。地球の丸みを正確に表現・再現したものといえるが、球体よりもわずかに歪みが生じることもある。
日本の道路地図では、各左右の2ページごとに1つの範囲が描かれている。縦横比は2:3になっている。縦は数字表示で8段階、横はアルファベット表示で12段階「A~L」となっている。さまざまな場所や区域などを、文字サイズ、文字の書体、色分けなどで区別し、地図デザインをわかりやすくしてある。
地図を見れば、知らない土地でも、その様子や位置がわかる。
地図上に掲載されている情報は、街が変化するにつれて、本や書籍での地図上の位置が年々古くなり、経年劣化していき、現地と変わっている個所もある。
媒体[編集]
地図は古代バビロニアなどでは粘土版に描かれた。その後、紙に描かれるようになった。紙の地図は、1枚の地図と地図帳とに分かれる。2000年ごろからはインターネットの地図が普及している。
作り方[編集]
本格的な地図は、現地に出向き測量を行って作られる。しかし、この手法で作られる地図は地形図などごく一部に限られる。多くの地図はこの地形図をもとに作られたものである。
面積[編集]
- アルプス社のアトラスRDX
A4判の場合、詳細索引図の面積は、1:15,000、その広域図は、1:60,000である。1:15,000だと、A4の1ページで、縁も含めると3.15km X 4.46kmを表示することができる。コンパクト判の場合、詳細索引図の面積は、1:21,400、その広域図は、1:85,700である。B5判の場合、まだ未確認。
- 伊能忠敬「大日本沿海輿地全図」
数十メートルに及ぶ巨大なものである。