カブリダニ (漫画)

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カブリダニ』は、オオゾネサトシによる復讐サスペンス漫画[1]

概要[編集]

別冊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、2024年5月号(2024年4月12日発売)[2]より連載中。単行本は既刊4巻。

『別冊少年チャンピオン』2024年5月号では2話同時掲載された[2]

タイトルの「カブリダニ」とはカブリダニ科ダニの総称である。獲物に「かぶりつく」ことからの命名で、害虫であるハダニを捕食する。

あらすじ[編集]

埼玉県飯能市出身で、地元で制服警察官をやっている佐藤信太は警邏中、小学生の集団に突っ込もうとする暴走車の前に拳銃を構えて立ちふさがった。

気が付くと、信太は1丁の拳銃を持ったまま13年前の2011年10月4日にタイムリープしていた。その日は信太の親友・辻村正樹が自殺を母から告げられた日でもあった。信太は正樹が自殺した原因の調査を進め、正樹がいじめにあってたことを知る。

いじめグループの一員である銀正司竜太ともみ合っているうちに、信太は銀正司を射殺してしまう。信太はいじめグループ全員の「駆逐」を決意する。

登場人物[編集]

佐藤 信太(さとう しんた)
28歳の警察官だったが、15歳の頃に1丁の拳銃と共に記憶と意識がタイムリープする(信太自身は作中では「タイムスリップ」と言っている)。
辻村 正樹(つじむら まさき)
信太の親友であったが、15歳のときに飛び降り自殺した。高校は信太とは別の池袋の学校に1時間以上かけて通学しており、(タイムリープ前の)自殺当時は信太にも自殺理由や交友関係は判らず、新聞報道でも「いじめとの因果関係は無い」と区の教育委員会が発表していた。しかし、これも校長らがもみ消しを謀った結果であった。
銀正司 竜太(ぎんしょうじ りゅうた)
半グレグループの一員だったが、グループ経営の風俗店店長とトラブルを起こし、店長を殺害(バットでの撲殺)。殺人犯として指名手配されていた。車で逃走中、発見され横断歩道を渡っている小学生集団に突っ込もうとした。
正樹をいじめていた。
梅田 悠司(うめだ ゆうじ)
正樹をいじめていたグループの一員。銀正司の次の「駆除」対象となる。
竹下(たけした)
正樹の級友。正樹同様に銀正司、梅田らにいじめられていた。信太に協力する。
銀正司、梅田が(信太に)殺害されたことで、佐々木と田所に拷問を受ける。
佐々木 仁(ささき じん)
正樹を陰湿にいじめていたグループの主犯格。
田所 健三(たどころ けんぞう)
正樹をいじめていたグループの1人。いじめの様子を撮影していた。
佐々木 丈(ささき じょう)
仁の兄。半グレであり、援助交際の元締めをしている。正樹が飛び降り自殺したのは丈の事務所が入っているビルである。

脚注[編集]

  1. ナカニシキュウ (2025年5月8日). “「カブリダニ」読みやすさ抜群の“胸糞マンガ” 失った親友を救う復讐タイムリープ”. コミックナタリー. 2025年10月3日確認。
  2. a b 一丁の拳銃とともに過去へ、かつての友人の自殺原因を探る別チャン新連載”. コミックナタリー (2024年4月12日). 2025年10月3日確認。

外部リンク[編集]