オライオン (宇宙船)
オライオン(Orion)は、アメリカ航空宇宙局 (NASA) がスペースシャトルの代替として開発されたの有人月ミッション「アルテミス計画」用の宇宙船である。
当初はCrew Exploration Vehicle(クルー・エクスプロレイション・ビークル、略称はCEV)と呼ばれていたが、2006年8月22日に、オリオン座にちなみ、ORION と正式に命名された。
人工天体は、製作者に命名権があるため、アメリカの宇宙船は原則英語読みとなる[1]。 このため、ラテン語読みの「オリオン」ではなく、英語読みの「オライオン」と呼ぶ[2]。 アポロ16号の月着陸船ORIONも「オライオン」と呼ばれていた。[3]
JAXAは、その公式文書では「ORION」または「オリオン」と書いている[4][5] が、国際会議などの現場レベルでは「オライオン」と呼ばれることが多い[6][7] [8][9][10]。 「オリオン」は政府内での公式な呼び方にすぎないと考えるべきで、他者に強制できるものではない。 JAXA広報部は、この問題について、
「アルテミス計画で使用されているNASAの有人宇宙船「Orion Spacecraft」の日本での呼称につきましては、 「オライオン」「オリオン」いずれの表記も広く使用されていると認識しておりますが、 発音を正確にカタカナで表記することも難しく、 またJAXAとして正式な日本語の読み方を決めているものではございません。」
と回答している。
2026年4月2日、アルテミスIIで4人乗りのオライオンが打ち上げられ、1972年のアポロ17号以来半世紀ぶりに月を周回して、4月11日に地球に帰還した。 この時、「オリオン」と書いたメディアも多かったが、NHKはあえて宇宙船の名前を出さないという中立的な報道をした。
出典[編集]
- ↑ 標準人工天体名表記
- ↑ YouTube発音サイトOrion
- ↑ ウィキペディア「アポロ16号」
- ↑ Artemis I 搭載JAXA超小型探査機に関する米国航空宇宙局(NASA)との了解覚書の締結について
- ↑ アルテミス計画 ARTEMIS
- ↑ BSフジ「プライムニュース」2024年5月2日放送、JAXA佐々木宏発言
- ↑ 宇宙科学研究所「こんなに小さくても月に着陸できる? 超小型探査機OMOTENASHIの挑戦」
- ↑ 三菱電機「世界最大のロケットSLSが運ぶ、世界最小の月着陸機—JAXA「OMOTENASHI」とは」、2016/8/8
- ↑ 鳥嶋真也「「アルテミスII」打ち上げドキュメント 月飛行でオライオン宇宙船は何を持ち帰る?」、2026/04/02
- ↑ 秋山文野「NASA有人月着陸「アルテミス計画」はどれほど遅れるのか。打ち上げコストはJAXA予算の2倍以上」、2021/11/23