エクソシスト
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エクソシスト(exorcist)とはローマカトリック教会で、エクソシズム(悪霊追い出し)を行う聖職者のことである。
詳細[編集]
通常は司教からエクソシズムを行うように任命された司祭であるが、司教のエクソシストも存在する。
また、ローマカトリックの聖職者で、司教からの任命を受けていない者がエクソシズムを行った場合には、非公式なエクソシストということになる。ただ、緊急時ならばともかく、司教の監督なしに一部の聖職者がこのようなことを続けていたらカルト化する可能性が高い。
プロテスタントの牧師の中にも悪霊追い出しをする者はいるが、エクソシストはローマカトリックの用語であり、悪霊追い出しをする牧師のことをエクソシストと呼ぶことは不適切である。
各国の状況[編集]
- イタリアではエクソシストが元々多く、精神病院による不正の多発から、次々に精神病院が閉鎖され、それに伴いエクソシストの需要が激増しているという。
- 医療を重視しているドイツではエクソシストは皆無に近いという。
- フランスは、ドイツとイタリアの中間。
- イギリス国教会を国教とするイギリスでも少ない。
- アメリカではカトリックの神父よりも、むしろプロテスタントの牧師によって悪霊追い出しが行われている。
- 日本では、悪霊追い出しを行うプロテスタントの牧師は僅かにいるが、エクソシズムを行うカトリックの神父がいるという話は聞いたことがなかった。しかし、東京大司教区のカトリック豊島教会の田中昇という神父がエクソシズムを行うという。