アイルランドの貧民の子供たちが両親及び国の負担となることを防ぎ、国家社会の有益なる存在たらしめるための穏健なる提案

アイルランドの貧民の子供たちが両親及び国の負担となることを防ぎ、国家社会の有益なる存在たらしめるための穏健なる提案（アイルランドのひんみんのこどもたちがりょうしんおよびくにのふたんとなることをふせぎ、こっかしゃかいのゆうえきなるそんざいたらしめるためのおんけんなるていあん A Modest Proposal: For Preventing the Children of Poor People in Ireland from Being a Burden to Their Parents or Country, and for Making Them Beneficial to the Public）とは、アイルランド出身の聖職者・詩人・作家のジョナサン・スウィフトが1729年に発表した風刺文書である。

概要

題が非常に長く、しばしば穏健なる提案（A Modest Proposal）と略されることもある。貧民の赤子を1歳まで養育し、その後はアイルランドの富裕層に美味な食料として提供するという内容で、夏目漱石が「純然たる狂人」と評したというエピソードがあるほど強烈な一作である。

読書感想文において

夏休みの宿題の定番であり、難関の一つとされる読書感想文。この本を題材に選べば題字だけで57文字を使うことができ、400字詰めの原稿用紙の7分の1程度を埋めることが出来る。更に原題も併記すれば原稿用紙を半分以上は埋められる。

尤も、やり直しを喰らう可能性もあるので題だけで文字数を稼ごうとするのは程々に。