よみもの:もし四国の大きさがオーストラリア並だったら
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四国=オーストラリアの記事にもある通り、四国とオーストラリアの形は似ている。そこで、四国を東西・南北・高さとも20倍に拡大、ほぼオーストラリアと同じ大きさの「四国大陸」にすると、どういう感じになるかを考えてみた。人口や経済も20×20=400倍している。
ここに記載の内容は、全て現実ではなく、四国がオーストラリア並の大きさだったと仮定したときの架空の話です。
四国大陸の概要[編集]
最高標高は石鎚山の約39,600mで、現実世界で最高峰とされるエベレストの4倍を超える標高である。面積は約7,520,000km2で、世界ので6番目に広い大陸であるオーストラリア大陸に相当する広さである。
四国大陸には讃岐州、阿波州、伊予州、土佐州の4つの州があり、4州の総人口は約14億8千万人であり、中国やインドよりも多い超大国となる。最大都市は愛媛県松山市で、都市圏人口が1億6千万人に達する世界最大の都市である。
四国大陸巡礼・八十八箇所は、全28,000kmの工程となり、地球半周を越える。
地理[編集]
島の大部分は山地。各州の境界を中心に四国山地や讃岐山脈の山々があり、大陸の平均標高は何と8,000mを越える。ヒマラヤ山脈の高さが、四国大陸の平均標高とほぼ同じである。伊予州にある石鎚山が標高約39,600mで最も高く、次が阿波州にある標高約39,100mの剣山。他に、笠取山(約31,200m)、東三方ヶ森(約24,600m)、高月山(約24,500m)と伊予州と土佐州の境界付近に巨大な山々が連なっている。
東端は阿波州の蒲生田岬、西端は伊予州の佐田岬で、両端間は5,200km以上離れている。南端は土佐州の足摺岬付近、北端は讃岐州の竹居岬付近で、約4,300km離れている。
最大の川は吉野川。長さ約3,900km、流域面積は1,500,000km2で、世界12-13位クラス。長江やマッケンジー川より小さく、ヴォルガ川やザンベジ川より大きい。流域の人口は約2億4000万人で、これは長江の半分程度となる。他に、那賀川、仁淀川、四万十川、肱川が主要な川。特に四万十川は四国大陸最長の川で、約3,900kmの長さは世界14位のラプラタ川より短く、15位のヴォルガ川より長い。
直線距離で、高松~徳島は1,100km、徳島~高知は2,200km、高知~松山は1,600km、松山~高松は2,600km、高松~高知は2,000km離れている。
大陸の4つの州[編集]
讃岐州[編集]
大陸の北海岸。約750,000km2で最も狭く、トルコと同じぐらいの面積である。人口は約3億9000万人なので、トルコより人口密度は高い。州都は高松市で、約9000万人の都市圏人口を持つ大都市である。高松の約500km西にある第二の都市丸亀市も、都市圏人口約2000万人の大都市で、高松と丸亀を結ぶ新幹線は四国最大のドル箱鉄道となっている。
阿波州[編集]
大陸の東海岸。約1,660,000km2で、イランと同じぐらいの面積である。人口は約2億9000万人なので、イランより人口密度は高い。州都は徳島市で、約8000万人の都市圏人口を持つ大都市である。
土佐州[編集]
大陸の南海岸。約2,840,000km2で最も広く、アルゼンチンと同じぐらいの面積である。人口は約2億8000万人なので、アルゼンチンより人口密度は高い。州都は高知市で、約9000万人の都市圏人口を持つ大都市である。
伊予州[編集]
大陸の北海岸西部と、西海岸。約2,270,000km2で、コンゴ民主共和国と同じぐらいの面積である。人口は約5億3000万人なので、コンゴより人口密度は高い。州都は松山市で、約1億6000万人の都市圏人口を持つ大都市である。
経済[編集]
四国大陸の国内総生産は、約46兆ドル。これは、世界一位のアメリカより多く、アメリカと中国をあわせたぐらいの値である。州別にみると、讃岐州が12兆ドル、阿波州が10兆ドル、土佐州が8兆ドル、伊予州が16兆ドル。伊予州のGDPは中国とほぼ同じである。最小の土佐州ですら、世界第3位のドイツを大きく上回っている。
農林水産業[編集]
米の生産量は、年間約500万トン。現実世界での日本の生産量が800万トンほどなので、それより少ない。讃岐州のソウルフードであるうどんの生産には麦が欠かせないが、その麦の生産量も年間30万トンほどで、北海道の半分ほどである。なお、みかんは伊予州などで盛んに生産しており、世界第2位の年間400万トンの生産量を誇る。他に、なす(4位)、きゅうり(5位)、にんじん(5位)などが上位である。
漁業は盛んで、漁獲高は年間600万トンほど。世界第3位のインドより少なく、4位のペルーより若干多いぐらいである。ぶり、たいはそれぞれ年間漁獲量90万トン、80万トンで、断トツの世界第1位。他に、かつお(2位)、たこ(3位)も世界の上位である。
人口[編集]
四国大陸全体の人口は、約14億8千万人。なお、人口は沿岸部に集中しており、内陸部は山岳地帯なこともあり人口密度が低い。
交通[編集]
四国大陸内の交通は、飛行機が主流である。新幹線も沿岸部を中心に発達している。
鉄道[編集]
松山~高松~徳島は新幹線でつながっているが、通しで乗る客は少ない。高松~丸亀(570km)、丸亀~観音寺(560km)、徳島~鴨島(380km)といった区間の利用が多い様である。
空港[編集]
四国大陸全土に多数の空港が設置されている。讃岐州の香南国際空港、阿波州の松茂国際空港、土佐州の物部国際空港、伊予州の垣生国際空港が巨大ハブ空港となっている。
4州都間の利用が基本的には多いが、州内便も充実しており、松山~今治、新居浜、宇和島便は特に利用が多い。
結論[編集]
実際に四国を20倍に拡大すると、すごいことになるわけだが、要するに「四国は、世界的に見ると、起伏の激しい山だらけの地域だがその割に人口密度が高い」ということである。