ぽかぽか (言葉)

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ぽかぽかは、日本語におけるオノマトペ擬音語擬態語)の一種。

いくつかの異なった意味合いで使用される。

暖かいさま[編集]

「ぽかぽか陽気」のよう「暖かいさま」様子を表す擬態語(実際に何かしらの音が出ているわけではないが)[1]

アクセントは平板アクセントであるが、「今日はぽかぽかする」のように動詞として用いる場合には頭高アクセントとなる[1]

殴る[編集]

「ぽかぽか殴る」のように「殴る」ことの擬音語(擬声語)。頭高アクセントとなる[1]

歴史[編集]

明治時代以降に使われるようになったと考えられている[2]

明治の頃には、抽象的に「さかんに行なわれる様子」を表す語として用いられており、明治期の初代三遊亭圓朝の創作落語「真景累ヶ淵」には「ぽかぽか穴を掘る」というような使用例がある[2]

ここから、「続けざまに殴る」行動の描写として「ぽかぽか」が使用されるようになった[2]

「ぽかぽかと温かい」といった表現について、体感する温度そのものを表す語ではなく、「暖かさが盛んに沸き起こる」感覚を指す言葉として「ぽかぽか」が使用されるようになった[2]

「ほかほか」との違い[編集]

温かいさまを表す日本語のオノマトペとしては「ほかほか」という語もある。

「ほかほか」は「ぽかぽか」に先行して使用されており、江戸時代には使用例が確認できる[2]。「ほかほか」も本来は抽象的な「力をこめてものごとを行なう様子」を表す語であり、温かさと結びつくようになったのは、江戸時代中期ごろだと考えられている[2]

「ぽかぽか」と「ほかほか」の使い分け[編集]

今日では同じように「温かい」様を表す「ほかほか」「ぽかぽか」の使用には、以下のような棲み分けがなされている[2]

  • 「ほかほか」 - 物体そのものが持っている温かさを指す。例文:「ほかほかの饅頭[2]
  • 「ぽかぽか」 - 空気など環境が持っている暖かさを差す。例文:「ぼかぼかとした春の日」[2]

これの逆、例えば実体のある弁当が温かい時には「ぽかぽかの弁当」とは言わないし、実体の無い陽射しが暖かい時に「ほかほかの陽射し」とは言わない[2]

脚注[編集]

  1. a b c 8901「ぼろぼろとボロボロ ぽかぽかとポカポカ」”. 道浦俊彦TIME (2023年3月17日). 2026年3月21日確認。
  2. a b c d e f g h i j 小越建典 (2022年4月6日). “「ぽかぽか」と「ほかほか」は違います! ことば”. さんたつ by 散歩の達人. 2026年3月21日確認。