そして…だれもいなくなった (石ノ森章太郎の漫画)

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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そして…だれもいなくなった」は、石森章太郎(石ノ森章太郎)による実験漫画。

週刊少年マガジン』(講談社)の創刊8周年記念の企画漫画の1つとして同誌1967年14号、同年15号とに前後編で読み切り掲載された。

本作の特徴として、以下の5作品が同時並行して展開される点にある。

指令Z
冷戦時代のアメリカ合衆国ソビエト連邦中華人民共和国の開戦を描くSF作品。
ゴリラがいく
学園もの。
しばり首の木
トナカイと少年との復讐劇を描く。
シアワセくん
四コマ漫画
脱出
東ドイツから西ドイツへの亡命を題材とする。

「指令Z」で三国間に緊張が高まり、ついに三国各国からほぼ同時に核ミサイルが発射される。

本作の5作品の登場人物はもとより、『サイボーグ009』といった他の石ノ森漫画のキャラクターたちや、トキワ荘の住んでいた漫画家の面々、や石ノ森自身が引き裂かれた原稿用紙に描かれてページに散りばめられる。生き残った人々の頭上にも、核による死の灰が降り注いで……

そして…だれもいなくなった。