そこらかしこでメリークリスマス
「Merry, merry Christmas」 | |
---|---|
楽曲 | |
発祥 |
![]() |
リリース | 1870年 |
ジャンル | 賛美歌 |
時間 | 2分37秒 |
作詞者 | Mrs. Thomas J. Cook夫人 |
作曲者 | Mrs. Thomas J. Cook夫人 |
言語 | 英語 |
「Fröhliche Weihnacht überall」 | |
---|---|
楽曲 | |
発祥 |
![]() |
ジャンル | 民謡 |
時間 | 2分37秒 |
言語 | ドイツ語 |
Fröhliche Weihnacht überall(独語、どこでもメリークリスマス、フローリヒェヴァイナヒトウーバーアル)とは、ドイツのクリスマス民謡。
歴史[編集]
この曲の原型は1870年、Sammlung Christmas Annual No. 2というニューヨークの雑誌にて、Merry, merry Christmasという題材、作詞・作曲者はMrs. Thomas J. Cook夫人として、初めてお披露目された。この当時は主に日曜学校の美賛歌集によく収録されていた。
この曲につけられていたドイツ語訳はアウグスト・ハインリヒ・ホフマン・フォン・ファラースレーベンの作であるとされることがあるが、ホフマンの著作にこれが収録されたことはないため、信憑性に欠ける。
これまでに確認されているドイツ語での楽譜は、作曲家で音楽教育者であった、カロリーネ・ヴィーヒェンの作品集である『学校と家庭のための古いクリスマス歌と新しいクリスマス歌』(1980年、ラウエン・ハウス、ハンブルク刊)に収録されている。この版に於ける題名は"Fröhliche Weihnacht"(ドイツ語で、楽しいクリスマス、の意)とされており、出典は英語の題名とされている。
この次に確認できるものは美賛歌集である"Liederlust und Psalter"に収録されている物であり、これはハインリヒ・リープハートがメソジスト派の日曜学校やに編纂した家庭礼拝用に編纂したもので、アメリカ合衆国のシンシナティで発表された。この版は『英国由来』と記されている。
ドイツ語版の楽譜は、オリジナルの物とは差異がある。
1885年にはドイツで『クリスマスに子どもたちが楽しく歌う歌』との認識が広まり、1896年にはルドルフ・パルメによる編曲版が作品番号64、"Christnacht und Weihnachten"(キリストの夜とクリスマス)の第5曲として出版された。
20世紀に入ると、多くのドイツの音楽の教科書に収録されるようになり、高い人気を得た。
1996年にはヨーゼフ・シッファー社よりエスペラント訳の物が出版されているが、それ以外には他言語への翻訳は確認されていない。