リニューアル (鉄道車両)
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本稿では、鉄道車両におけるリニューアル工事について解説する。
概要[編集]
一般に「リニューアル工事」は、「店舗などの建物を解体せずに、外装、内装、設備などを新しくして生まれ変わらせること」と定義されている[1]。
鉄道車両では、一般的な寿命は30~40年とされているが、その間で内装が経年劣化したり、あるいは時代に合わなくなってしまい、そこで輸送サービス面での低下がみられる。そのため、製造から一定期間後に、内装材を新型車両と同じものに取り替えたり、同時に時代に合った設備を取り付けたりなどの改造工事が行われることが多い。これが、鉄道車両における「リニューアル工事」である。
例[編集]
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名古屋鉄道[編集]
- 3500系
- 製造年:1993年~1996年 施工年:2019年~
- 一部路線のワンマン化に伴ってワンマン対応改造を行い、それと同時にリニューアルを施工。
- 化粧板・床板・天井・座席など、クリーム色・茶色系の色調だったのがすべて青系ベースに統一され、モダンな雰囲気を出している。また、全車両に車いすスペースが設置され、より高品質なバリアフリー設備が要求される時代に応えたものとなった。
近畿日本鉄道[編集]
- 1620系ほか
- 製造年:1987年~1998年 施工年:2023年~
- 今まで床板や車内LEDなど小規模な改造工事を何回か行っていたが、このリニューアル工事で全面交換される形に。
- 化粧板は少し薄い木目調のものに変更。床板は丸模様を施したものに、袖仕切りはガラス張りの丸みを帯びた形状に交換され、柔らかく温かみのある空間を演出している。他にも、つり革は持ちやすいように楕円形の新形状のものに、車両間渡り通路の扉の取っ手をアシストレバー付きのものに、案内表示器を見やすい大型LCDに変更したりなど、機能性の面でも大幅に向上が図られた。