カグール (防護巡洋艦)
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カグール(Кагул)は、ボガトィーリ級防護巡洋艦の2番艦である。1907年にパーミャチ・メルクーリヤ(Память Меркурия)に改名。
1918年10月23日から同年12月までの間、ヘーチマン・イヴァン・マゼーパ(宇:Гетьман Іван Мазепа)(露:Гетман Иван Мазепа)となり、1922年にはコミンテルン(Коминтерн)に改名された。
概要[編集]
本艦は、1901年3月27日にミコライウで起工され、1902年6月2日に進水、1908年7月からロシア帝国海軍の黒海艦隊で就役した。ロシア内戦後はソビエト連邦海軍に編入され、1942年10月10日に沈没するまで運用された。なお、1931年9月15日に練習巡洋艦として再分類されている。
主機は19500psの4気筒蒸気機関が2基、主缶(ボイラー)は16基(晩年は12基)搭載されており、これによって2基のスクリュープロペラを駆動する。建造時の最高速力は24.75kt、排水量は7070t。
また、1907年4月7日、本艦はパーミャチ・メルクーリヤに改名されたが、同時に改名された同型艦のオチャコフに「カグール」の名が与えられているため、混同を招いている。
兵装[編集]
- 主砲:152mm連装砲2基、152mm単装砲8基→12基 - 1914年改装時、副砲の一部を152mm砲に換装し、舷側の主口径砲は12門となった
→1923年から130mm連装砲2基、130mm単装砲12基に換装→1931年130mm単装砲8基(連装砲塔を撤去) - 副砲:75mm単装砲12基→2基(上記の通り一部を152mm砲に換装)、QF 3ポンド47mm砲(~1941?)、37mm砲(~1923)
- 対空砲:レンダー76.2mm高角砲2基(1916~)→3基(1923~)、マキシム7.62mm機銃4挺(1923~)、QF 1.5ポンド37mm機関砲2基?(1931~)
- 魚雷:381mm単装水中発射管2基(~1922)
- 爆雷:爆雷投射機2基、BB-1爆雷40発
- 機雷:120~200発
主な記録[編集]
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登場作品[編集]
映画[編集]
- 戦艦ポチョムキン - 戦艦ポチョムキン役として登場
ゲーム[編集]
- アズールレーン - パーミャチ・メルクーリヤとして擬人化されたものが登場