Namaiki

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Namaiki』(なまいき)は、篠山紀信の少女写真集である。チャイドルという言葉は、この写真集を売るために作られた造語である[1]

後藤久美子や宮沢りえなど、中森明夫の自分語り少女たちとの交流体験(意味深)を初めて語った「中森明夫 我が秘密のコレクション」という文章が約70ページにわたって掲載されている。多くの読者はそのようなものは読まないと思うが、ロリータ文化の探究者である初版立項者は読んでしまった。なにやってんだろ、俺

中森は、後藤久美子と宮沢りえがお気に入りのようだが、『オリーブ』誌のモデル・栗尾美恵子[注釈 1]と遠藤康子[注釈 2]に関する秘話も収録している[2]

バルテュスの娘のハルミ・クロソフスカ・ド・ローラ(当時18歳前後)[3]や、鈴木いづみの娘の鈴木あづさとも会ったことがある[4]

登場人物は次の通り[5]。露出は控えめで、下着風のドレスからチラ見する若々しいふともも、少しばかりの水着が見所であろう。下着とセミヌードが僅かに含まれているが。

  • 水谷妃里ゆり(1987年1月2日、8歳)
  • 吉野紗香(1982年5月14日、13歳)
  • 吉川ひなの(1979年12月21日、15歳)
  • 吉越よしこし麻美まみ(1978年3月25日、17歳)
  • 金丸かねまる佳代(1979年6月6日、16歳)
  • 五十嵐淳子(1979年10月14日、15歳)
  • 榊原しをり(1978年7月21日、16歳)
  • 松たか子(1977年6月10日、18歳)
  • 真田麻垂美ますみ(1977年8月1日、17歳)
  • 宝生舞(1977年1月29日、18歳)
  • 裕木奈江(1971年5月12日、19歳)
  • 山崎裕里(1976年10月18日、18歳)
  • 安達祐実(1981年9月14日、13歳)
  • 伊藤なつかな(1984年7月28日、10歳)
  • 橋本麻美々まみみ(1983年4月2日、12歳)
  • 安藤希(1982年8月3日、13歳)
  • 豊宮とよみや美馨みか(1983年5月26日、12歳)
  • 小針知子(1980年6月16日、15歳)
  • 栗山千明(1984年10月10日、11歳)
  • 浜丘麻矢(1983年5月16日、12歳)
  • 小倉星羅(1986年3月2日、9歳)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. 後に若乃花の妻
  2. 1986年3月30日、歌手デビューを目前に飛び降り自殺。岡田有希子の9日前である

出典[編集]

  1. 「ニュースな女たち287 新少女」、『SPA!』第45巻第13号、扶桑社、1996年4月3日
  2. Namaiki 1996, p. 167-171.
  3. Namaiki 1996, p. 180-181.
  4. Namaiki 1996, p. 187-188.
  5. Namaiki 1996, p. 136.

参考文献[編集]

  • 篠山紀信(写真)、中森明夫(文) 『Namaiki』 新潮社、1996年5月25日(原著1996年4月5日)、三刷。ISBN 4-10-326205-2