NHK ONE
NHK ONE(NHKワン)とは、日本放送協会が提供するネット配信サービス。
概要[編集]
それまでのNHKのネット業務は任意業務であり、各種オープンなネットサービスを受けてきたが、2024年の法改正により『本来業務』に格上げされ、それまでバラバラだったアプリを1つに集約したのがこのNHKONEである。既に受信料を支払っている世帯には追加の料金は発生しない。
各種の機能[編集]
- ニュースと番組の1週間の見逃し配信
これは前身であるNHK+時代から変わらない機能。
- 報道番組の同時配信
法改正により、ネット上でも報道番組などの同時配信が追加された。
- 災害時の同時配信
災害時では登録制は解除され、あまねく災害情報をとどけるといった仕組みが導入された。
初日でのトラブル[編集]
本サービスが開始した初日、メールが届かないといったアクシデントに見舞われた。これは事前に、移行期間を設けなかった事による弊害だとの指摘がなされている。
ネット業務と民業圧迫の声[編集]
任意業務時代はオープンな立場を取っていたが、新聞社から「無料で記事が見られるのは民業圧迫に繋がる」として、NHKのアーカイブや番組表、災害時などを除き、登録制になった経緯がある。しかしながら、NHKは国民の財産である事から利用者からは「改悪になった」「もっとオープンにしてほしい」という声が出ているという。また、格上げされたことにより、任意業務時代のネットコンテンツが全て削除されるといった事態も起きており、「視聴者がスポンサーの放送局でもあるNHKの立ち位置が揺らぎかねない」といった声もあるという。またNHK+時代からデザイン面に関しても改悪が出ており、「使いづらくなった」と利用者の間には不満が上がっている。
閉じられないメッセージ[編集]
受信契約をしていない世帯/個人には受信締結のメッセージが表示される。それでも応じない場合はそのメッセージごと閉じられない仕組みが2025年11月18日から導入された。ネットでは「少し強引過ぎるのではないか」といった声が寄せられている。
新聞社へのエゴ[編集]
新聞社は上記に記した通りに言っているが、2019年当時のNHK+の時も「見逃し配信を行うのは民業圧迫だ」との声があった。これには、当時民放では見逃し配信は行っていなかった事が要因とされるが、『いくら新聞の発行部数が減少しているとは言えども、国民の財産である公共放送に色々と口を出すのは違うのではないか』といった意見まで出ている。今回の登録制になった経緯も新聞社からの圧力によって実現された物でもあり、ひとえにNHKが悪いとまではいかない。