End ring
end ringとは、MinecraftJava版のジ・エンド(end)で見つかった同心円状の何も生成されない複数の円環(ring)のこと。end void ringとも。
生成機構[編集]
地形生成時に遠隔地で発生するエラー(数値の一部がNaNになってしまう)ことに由来すると考えられている。具体的には、非常に遠い位置でのノイズ計算で数値が扱える範囲外になる領域が円環状に存在することによる。
形状[編集]
ブロックもエンティティもない複数の同心円状円環である。 類似の構造に、エンド本島から半径1kmの虚無空間があるが、これが仕様であるのに対して、end ringはバグである。 微視的(プレイヤー視点)には、突如として直線的に離島が切り落とされたような地形として映る。 ただし、直線は徐々にずれていきこれが巨視的には円環になっている。 この円環はマイクラの描画範囲に対してあまりにも大きいため、プレイヤーとして観測することは不可能であり、確認にはマップツールが必要になる。これはちょうど、天の川銀河の形状を見ることが難しいことと同じである。
最初の大きな空白帯はおおよそ半径370km-520km地帯である。 さらに、640km-740km地帯と続く。 半径が拡大するにつれて、円環の幅が小さくなることが知られている。 ワールドボーダー付近(半径3万km付近)では、円環の幅が3kmまで小さくなる。 modでワールドボーダー外を観測すると、さらに円環の幅が縮小していることも確認されている。例えば、半径10万km付近では円環の幅が小さくなることで、プレイヤーの描画範囲内に複数の 虚無と島からなる縞模様が観測できる。さらに、半径100万km付近ではさらに円環の幅が小さくなることで、島の大きさが円環の幅を上回り島の両端が切り落とされる地形も観測されている。 これ以上に遠い地点では、マイクラの限界に達し観測は容易ではない(マイクラが落ちるほどの負荷がかかる)。
誕生[編集]
ver1.14から存在し、ver1.13以前には存在しない。ver1.21(誕生から6年経過)時点で存続している。ver1.14は、村人やピリジャー関連のアップデートであったので、エンドとの関連は依然として不明である。
統合版[編集]
地形生成の根本的なアルゴリズムが異なる統合版では、類似の現象は報告されていない。 end ringはその美しさと、長年にわたって存在していたことから、統合版にも公式機能として導入してほしいという要望が出ている。
行き方[編集]
クリエイティブでは、#形状に示した座標にテレポートすると行ける。 サバイバルでも、行くことは可能でエリトラが推奨される。 尚、エリトラをもってしてもかなりの長距離である。 第二第三の円環については、第一の円環(幅150km)を通過する必要がある。 エリトラでの移動は、エリトラの耐久や花火のスタック数の観点から補給基地が欲しいわけだが、幅150kmの虚無がこれを阻んでいる。 虚無故に、ブロックを置いて拠点を建設することも困難である。