EVIL〜光と影のタペストリー〜
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『EVIL〜光と影のタペストリー〜』(イーブル〜ひかりとかげのタペストリー〜)は、塀内夏子によるサスペンス漫画。
塀内はスポーツ漫画を描いていた。塀内自身は、サスペンスものや刑事ものも好きであり、描いてみたいとも思っていたが、漫画雑誌の編集者からはスポーツ漫画を要求され、執筆の場は無かった。電子書籍が普及したことにより、Web発表での電子書籍でならばと連載が実現した。なお、塀内のアシスタントからは、常のスポーツ漫画よりも「斜線や雲形定規線が少なかったのでホワイトが楽だった」と執筆についての感想が出ている[1]。
『漫画 on Web』(佐藤漫画製作所(佐藤秀峰))にて創刊号(2009年2月)から第8号まで連載された。全27話。単行本は全3巻。
あらすじ[編集]
都立M高校の美術部に所属する内海アツトと長谷みずきは、絵画の才能を持つ九條エイジと出会い、武術部での青春を謳歌していた。その頃、遺体の首が無い連続殺人事件が起こる。
連続殺人事件の犯人が、エイジの肉親だと知ったアツトとみずきは、エイジを守るために奔走し、事件に巻き込まれて行く。
登場人物[編集]
- 内海 アツト(うちうみ アツト)
- 美大進学を目指している高校3年生。進学のためのゼミで「逆光のマルス(胸像)」を描き、1位を獲った。
- 長谷 みずき(はせ みずき)
- 美術部の部長。おかっぱボブの眼鏡女子。美術の才能はイマイチで卵も満足に描けないが、絵画を愛する心は人一倍。東京大学現役合格を狙えるくらいの成績でもある。
- 美術部のアトリエは歴史あるものであるが、美術部部員はアツトとみずきの2人のみ。
- 九條 エイジ(くじょう エイジ)
- 都立M高校の隣にあるK高校の3年男子生徒。内海の通うゼミで「全光のヘルメス」を描き、アツトに自分よりはるかにレベルが高いと思わせた。なお、締切日以降の提出だったため、順位上はアツトの「逆光のマルス」が1位となっており、「全光のヘルメス」は選外作として掲示された。
- K高校には美術部が無いため、M高校のアトリエで絵を描くようになり、アツト、みずきと知り合う。
脚注[編集]
- ↑ 塀内夏子 (2016年). “なつこの部屋トップページ 第37号”. なつこの部屋. 2025年9月27日確認。