EMD G16型ディーゼル機関車
EMD G16型ディーゼル機関車は、アメリカのゼネラル・モーターズが製造、スペインのMACOSAおよびオーストラリアのクライド・エンジニアリングがライセンス販売しているディーゼル機関車のこと。1958年から1972年にかけて426両が製造された。エンジンは2ストローク・ユニフロー掃気ディーゼルエンジンの16-567Cまたは16-645Eを搭載する。
オーストラリア[編集]
ビクトリア鉄道向けにX16型として納入された。
ブラジル[編集]
1962年と64 - 66年にかけて41両が納入され、うち37両はビトリア・ミナス鉄道にてしぶとく運用されている。
エジプト[編集]
1960 - 61年に111両のG16が、1964 - 65年に17両のマイナーチェンジ車G16Wが納入された。
イラン[編集]
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イスラエル[編集]
第三次中東戦争中にエジプトから3両を持ち込んだ。
香港[編集]
九広鉄路(KCR、後のMTR)向けに4両が納入された。59号機はクライド・エンジニアリング社製で、56 - 58号機は米GM社製。57号機は2014年、59号機は2021年に廃車となり、残りの2機も2022年までに運用を終えている。
メキシコ[編集]
24両が納入され、Tlaconeteというあだ名を頂戴した。
スペイン[編集]
1900型として10両がGM社から納入され、後に93両がMACOSA社でライセンス生産された。1668mm軌間対応であることが特徴。後に319型に改番済み。
ユーゴスラビア[編集]
661型として納入され、ユーゴスラビア崩壊後も各国に引き継がれた。
クロアチア[編集]
2061型に改番されたが、2007年までに運用を終えた。1990年代には4動軸化・2043型に改造された車両も存在したが、こちらも2011年までに運用を終えた。
セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、マケドニア、スロベニア[編集]
いずれもユーゴスラビア時代の661型の形式を引き継いだ。
セルビアでは15両が稼働中で、非電化路線向けに幅広く使用されている。
スロベニアでは2013年の運用終了後に保存された車両も存在し、2014年から2026年まで動態保存される見込み。
コソボ[編集]
4両を引き継いだが、うち1両は非稼働である。また、1両は台車や主電動機を除き新品に更新され、型番がJT38CW-DCに切り替えられている。