Dear Anemone

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Dear Anemone』(ディア アネモネ)は、松井琳による生物進化ホラーアクション漫画[1]

週刊少年ジャンプ』(集英社)にて、2024年12号号(2024年2月19日発売)[1]から、同年29号(同年6月16日発売)まで連載された。全17話。単行本は全2巻。

第1話掲載時点では、読者に生理的嫌悪感を抱かせるような異形のクリーチャーが複数描写され、ホラーシーンやアクションシーンの迫力、キャラクターの感情が伝わってくるような決めゴマといった漫画演出力にも高い評価がされていた[2]

しかしながら、2024年のゴールデンウィーク中に発売された『週刊少年ジャンプ』2024年22・23合併特大号では『Dear Anemone』は巻末掲載となっており、作者のSNSから本作関連の関連のツイートが全削除され、ファンの間で話題となった[3]

あらすじ[編集]

ガラパゴス諸島で爆発事故があった。爆発は摂氏3000度の高熱と未知の有毒物質ウィルスを撒き散らした。9年が経ち、ウィルスが人体に影響を及ぼさないレベルまで薄まったと判断した日本政府は特別調査隊(第一次調査隊)15名をガラパゴス諸島に派遣したが誰も戻ってこなかった。

1年後、第一次調査隊に参加して行方不明になった親友・善生古太郎を探すため、鉢植蕚は第二次調査隊に参加した。なお、第一次調査隊は優秀な学者や軍人などを集めた調査隊であり、第二次は高額の報奨金で希望者を募ったものである。

島に上陸した鉢植たちの班は第一次調査隊の隊員を発見するものの、未知の生物に埜色竜一が襲われる。

登場人物[編集]

アネモネ
ある研究者に作られた花のような生物。
鉢植 蕚(はちうえ がく)
18歳だが、大学へは行っておらず、就職もしていない。
極度の人見知りであるが、行方不明となった親友の善生を探すため、自分を変えるために第二次調査隊に参加した。
ロベリア
花のような頭をした生物。アネモネを憎悪している。
皆月 灰狼(みなづき はいろ)
第二次調査隊の女性隊員。23歳。鉢植と同じ班。
黒川 愛墨(くろかわ あすみ)
第二次調査隊の女性隊員。19歳。鉢植と同じ班。
埜色 竜一(やしき りゅういち)
第二次調査隊の男性隊員。22歳。鉢植と同じ班。上陸した際に最初に未知の生物に襲われる。
首を引き抜かれ死亡したかに思われたが、第8話にて意識を取り戻す。しかし、首から下は別の身体であり、自身の首から下の遺体と対面することになった。
善生 古太郎(よしお こたろう)
鉢植の親友。国際生物学オリンピックで金メダル受賞の経歴から、1年前の第一次調査隊へ招聘され、行方不明となる。

脚注[編集]

  1. a b ガラパゴス諸島を舞台に描かれる生物進化ホラーアクション「Dear Anemone」”. コミックナタリー (2024年2月19日). 2025年9月27日確認。
  2. キットゥン希美 (2024年2月22日). “ジャンプ新連載、まさかの本格ホラー登場  22歳の新鋭が描き出す“異形の生物”『Dear Anemone』がすごい”. Real Sound. 2025年9月27日確認。
  3. 大山ユースケ (2024年5月11日). “「ジャンプ」連載漫画家がSNSから作品を全削除、ネットで騒然に…”. 日刊サイゾー. 2025年9月27日確認。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]