2040年代

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2040年代(にせんよんじゅうねんだい)は、西暦グレゴリオ暦)2040年~2049年までの10年間を指す十年紀。この項目では、国際的な視点に基づいた2040年代について記載する。

フィクションのできごと[編集]

  • 前半
    • フォースター教授率いる7名のチームが宇宙船「アーノルド・トインビー号」で木星の第五衛星を調査し、第五衛星が地球外文化「X文化」が太陽系外から訪れる際に用いた巨大宇宙船であることを発見する。(小説『木星第五衛星』)[1]
    • 2040年に発生した新種のウイルス「MKウイルス」によって男性たちが死滅していく中、全世界の統治権は女性による国際連盟「United Women」 (UW) に委譲され、一部の男性たちが特効薬に望みをかけてコールドスリープに入るが、超AIでも開発には至らず数年が経過する。(漫画『終末のハーレム』)[2]
  • 後半
    • アルファ・ケンタウリを本拠地とするリリスター星人と人類が接触。その後、リリスター星人との間に結ばれた平和条約によって、地球連邦はリリスター星人とプロクシマ系のリーグ星人の間で戦われている惑星間軍事戦争に参加することになる。(小説『去年を待ちながら』)[3]
    • 「バルカンIV」をはじめとする世界連邦宇宙研究所のOSO(軌道上太陽観測所)衛星群が、太陽の活動の不規則変動を原因とする異常現象を確認。それを基礎として、ベン・モルディク教授らのグループにより、2年後には地球上の生命に破壊的影響をおよぼすほどの太陽嵐が発生するとの予測が立てられる。(小説『果しなき流れの果に』)[4]
  • リング帝国の恒星間宇宙片「フィールド・サーカス」が、ワームホールを用いる恒星間パケット交換ネットワークのルーターが周囲に存在するとされる褐色矮星ヒュンダイ+4904/-56に接近中、ヒュンダイ+4904/-56で待機していた異種知性「博愛商会(ワンチ)」の通商代表団からのコンタクトを受ける。(小説『アッチェレランド』)[5]

脚注[編集]

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  1. アーサー・C・クラーク 『明日にとどく』 早川書房1986年、219-241頁。ISBN 978-4-15-010660-7
  2. LINK(原作)、宵野コタロー(作画) 『終末のハーレム 1』 集英社2016年、53-55頁。ISBN 978-4-08-880819-2
  3. フィリップ・K・ディック 『去年を待ちながら』 東京創元社1989年、20,21,27,36-38,44,108-110,160。ISBN 978-4-488-69601-6
  4. 小松左京 『果しなき流れの果に』 早川書房、1973年、148-157頁。ISBN 978-4-15-030001-2
  5. チャールズ・ストロス 『アッチェレランド』 早川書房、2009年、99,100,194,199,200,202-205,228-231,237-241。ISBN 978-4-15-209003-4

関連項目[編集]

外部リンク[編集]