魔宝DEサドンデス

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魔宝DEサドンデス』(まほうでサドンデス)は、山口譲司によるお色気ギャグ漫画。

週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、1990年31号から1991年13号まで連載された。話数表記は「其の〇」で、数字はローマ数字(例えば24話だと「其のXXIV」となる)。単行本は全3巻。

あらすじ[編集]

占いおたくの中学生花丸大吉。その日、占いでは「人生最良の日」だったが、女子更衣室の覗きと間違えられ(実際、占いに沿うべく女性下着を入手する目的で屋根裏を移動中に下半身のみ女子更衣室に出た)、その覗き犯が大吉であることも担任の真梨子先生にはバレてしまう。失意のうちに帰宅し、所有していた「黒魔術入門」に載っていた悪魔召喚の儀式に必要なもの(女性の下着)は、たまたま持っていたので償還の儀式を執り行ったところ、魔宝導魔エクステリアルウィッチびゅうが召喚される。

全裸で現れたびゅうは人間界は冷えると儀式で使った女性用下着を履き、大吉が雰囲気づくりのために羽織ってた黒マントを与えると「よびだされ悪魔女イビルウィッチに肌衣を与える者、それはまさしくご主人様マスターの証」と大吉の願いをかなえるという。

その時、クラスの人気者で大吉のあこがれでもある花畑咲子から、真梨子先生が高熱を出し、危篤状態あるとの知らせを受ける。大吉は真梨子先生の病気を治すことをびゅうに頼む。びゅうが言うには、どんな難病でもたちどころに治す魔法には、いくつかの必要な魔宝アイテムが必要で、その1つは「秘術者の体の聖なる穴からとりだしたる垢」。大吉は、真梨子先生が入院している病院へと忍び込む。

以後、びゅうに魔法を使うよう願っては、大吉は魔法を使うための魔宝探しを行い(女性の下着を盗むなど。普通の人には奇行にしか思えない)、魔法による奇跡を披露するのであった。

登場人物[編集]

花丸 大吉(はなまる だいきち)
開運中学校2年梅組の男子生徒。
びゅう
大吉に召喚された魔宝導魔エクステリアルウィッチ。大吉以外の人には黒猫の姿に見える暗示をかけてある(暗示は任意に解くことも可能)。
平安時代公家のようなしゃべり方(語尾が「~おじゃる」)をする。かっぱえびせんが好物。
花畑 咲子(はなばたけ さきこ)
大吉のクラスメイトで、大吉の前の席。クラスの人気者。
真梨子(まりこ)
2年梅組の担任女教師。肌がスクリーントーン処理されている。びゅうを呼び出すのに使用した女性用下着は、大吉とぶつり、大吉の下半身に劇薬をかけてしまったことで大吉の下着を洗い、乾くまでの間に学校にいくつも常備している自分の下着を貸し与えたもの。
スキー場のペンションを経営する岳男というフィアンセがいる。
百田 万太(ひゃくた まんた)
大吉のクラスメイト。開運中学校開校以来の天才児で、東京大学法学部を志望する。大吉がテストで1番になったことを機に、大吉の調査を行い、大吉が魔法を使っていることや魔法を使うのにアイテムが必要なことを突き止めた。