鬼の目にも涙
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鬼の目にも涙(おにのめにもなみだ)は、江戸時代の日本からのことわざ。
概要[編集]
鬼という残酷なものの代表である鬼ですら涙を流すことがあるということ。このことから転じて、無慈悲な人であろうとも、時には情けを感じて涙を流すということがあるということを意味する[1]。
由来[編集]
この言葉は江戸時代に行われていた圧政を由来とする。江戸時代には領主に代わり、代官が年貢の取立てを行っていた。その代官というのは権力で人民を押さえ込むという圧政を敷いており、それが人民に恐れられていたために代官は鬼に例えられていた。そのように人民に厳しくしていた代官であっても、時には年貢の取立てを緩めるという情けをかけることもあったために、このことから鬼の目にも涙といわれるようになった[2]。
脚注[編集]
- ↑ “鬼の目にも涙 | 会話で使えることわざ辞典 | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス”. 情報・知識&オピニオン imidas. 2025年4月17日確認。
- ↑ “「鬼の目にも涙」とは冷酷な人でも涙を流すこと!意味や例文、関連語を解説” (日本語). Domani (2022年9月8日). 2025年4月17日確認。