雨天決行 (漫画)

『雨天決行』（うてんけっこう）は、重本ハジメの漫画作品。

『週刊少年チャンピオン』（秋田書店）にて、2013年28号から2014年20号まで連載された。全42話。単行本は全5巻。

あらすじ

中学生・天野甲人は、なにか「楽しみにしていた日」には必ず雨が降る「雨男」。両親も大雨が原因で事故死したとされ、孤児院育ちだった。中学最後の体育祭も雨天のため中止となった。

甲人は柄の部分が馬の首の形をした番傘「馬子」と出会い、「天照子」としての力に目覚める。甲人は雨降り小僧という妖怪であり、カラカサを用いて雨を呼ぶことができるのであった。

甲人は人間を怨念の塊に変えるという妖怪・赤マントと戦う。

登場人物

天野 甲人（あまの こうと）

空の第7番傘「馬頭」（ばず）

封印されていた。甲人を「主」（あるじ）と呼ぶ。

甲人の想いにより、雨を呼び寄せることができる。

空の第3番傘「虎頭」（こず）

雹を呼び寄せることができる。

ハル

甲人のいる孤児院で、孤児たちの世話をしている女性。

甲人からも慕われているが、赤マントにさらわれる。

ヒトキワ荘（ヒトキワそう）

ネネたちが暮らす共同住宅。2階は男子規制。

ネネ

ろくろっ首。ドロタボウと戦う甲人に助勢する。

千里（ちさと）

百目

加統（かとう）

手の目。

エイジュ

ダイダラボッチ。

エミ

座敷わらし。

ヤサカ

ヒトキワ荘の管理人。

夜行（やぎょう）

鬼の長。ネネたちと面識はあるが、今は単独で赤マントを追っている。左目に眼帯をしており、隻眼。

赤マント（あかマント）

人間の心の闇をみつけ、怨念の塊に変えることができる。

赤マントにさらわれた人間は、存在そのものが消えてしまう。

ドロタボウ

赤マントの手下。泥人形。

火車（かしゃ）

赤マントの手下。死者を操ることができる。

赤舌（あかした）

赤マントの友人を名乗る。水を操る。

ツチノコ

封印されていた「最凶」と称される妖怪。

ノズチ、袋さげ

赤マントの手下。