都営バス青梅支所
都営バス青梅支所(とえいバスおうめししょ)とは、東京都青梅市にある都営バスの営業所である。最寄りバス停留所は「青梅車庫」および「青梅車庫前」
概要[編集]
早稲田営業所配下の支所で、正式名称は東京都交通局早稲田自動車営業所青梅支所。所属車両に記載される営業所記号はW。配下の操車所として東大和市に大和操車所を持つ。都営バスの営業所・支所として唯一、東京23区外に所在する。
1949年(昭和24年)に開設され、青梅市内を中心に一部埼玉県飯能市に路線を展開する。管轄路線はすべて中乗り・前降り方式を採用しており、他の営業所・支所とは異なる部分が多い。
乗車・運賃支払[編集]
運賃は他の営業所・支所が均一運賃で前乗り・中降りを採用しているのに対し、青梅支所は全路線が対キロ区間制で中乗り前降りを採用している。
- 運賃支払
現金の他、PASMO・Suicaなどの全国相互利用サービスに対応した交通系ICカードが使用できる。乗車の際、現金利用の場合は整理券を取り、ICカード利用の場合は入口付近のカードリーダーにタッチし、降車の際運賃箱のカードリーダーにもタッチする。運賃箱は対キロ制で一般的な両替式で、釣り銭は出ない。
- 定期券
ICカードに書き込むIC定期券は発売しておらず、紙の定期券が発券される。また乗車区間も指定される。[1]
- 車両
中乗り前降り仕様を採用し、車両前面には「後のり」のプレート・ステッカーが装着されている。車外スピーカーは中扉付近にのみ設置されているが、他の営業所・支所から転属してきた車両は前扉付近にもついている。
路線[編集]
管轄路線は西武バスと並行する区間もあり、その区間では共通乗車の取扱が行われている。
梅70系統[編集]
- 梅70:青梅車庫 - 青梅駅 - 東青梅駅北口 - 箱根ヶ崎 - 武蔵村山市役所 - 大和操車所 - 東大和市駅 - 新小平駅 - 昭和病院 - 小平合同庁舎 - 花小金井駅北口
- 梅70-1:青梅車庫 - 青梅駅 - 東青梅駅北口 - 箱根ヶ崎 - 箱根ヶ崎駅 - 武蔵村山市役所 - 大和操車所 - 東大和市駅 - 新小平駅 - 昭和病院 - 小平合同庁舎 - 花小金井駅北口
※上記の他に区間便もあり。
都バスどころか、東京都内を走る一般路線バスで最長距離を誇る。
梅74系統[編集]
- 梅74甲:裏宿町 - 青梅車庫 - 青梅駅 - 東青梅駅 - 東青梅駅北口 - 柳川 - 青梅第七小学校 - 東京炭鉱 - 岩蔵温泉 - 成木二丁目自治会館 - 成木市民センター - 柳川 - 青梅駅 - 青梅車庫 - 裏宿町
- 梅74乙:河辺駅北口 - 東青梅 - 柳川 - 青梅第七小学校 - 東京炭鉱 - 岩蔵温泉 - 成木二丁目自治会館 - 成木市民センター - 柳川 - 東青梅 - 河辺駅北口
一部がフリー乗降区間となっている。上畑・下畑停留所付近は都バスの路線で唯一、埼玉県内を走行する。
梅76・梅01系統[編集]
- 梅76甲:裏宿町 - 青梅車庫 - 青梅駅 - 東青梅駅 - 柳川 - (蜆沢 - 北小曽木 - 蜆沢)- 成木市民センター - 上成木
- 梅76甲:黒沢 → (蜆沢 - 北小曽木 - 蜆沢)→ 成木市民センター → 上成木
- 梅76丙:青梅駅 - 万年橋 - 吉野梅林 - 奥多摩橋 - 吉野
- 梅01(玉堂美術館循環):青梅駅 → 万年橋 → 吉野梅林 → 奥多摩橋 → 吉野 → 軍畑駅入口 → 沢井駅入口 → 御嶽駅 → 玉堂美術館 → 櫛かんざし美術館前 → 柚木町三丁目 → 吉野 →(同一経路で戻る)→ 青梅駅
梅76は西武バスの廃止代替路線として運行を開始し、梅01は観光路線として運行を開始したという経緯を持つ。上成木バス停は都バスのバス停で最も標高が高い地点に位置する。
梅77系統[編集]
- 梅77甲:裏宿町 - 青梅車庫 - 青梅駅 - 東青梅 - 塩船観音入口 - JA西東京 - 河辺駅北口
- 梅77甲:裏宿町 - 青梅車庫 - 青梅駅
- 梅77甲:青梅駅 - 青梅車庫
- 梅77甲折返(塩船観音入口循環):河辺駅北口 - JA西東京 - 塩船観音入口 - 吹上しょうぶ公園入口 - 河辺駅北口
- 梅77乙(駒木町循環):青梅駅 - 千ヶ瀬 - 駒木町 - 万年橋 - 青梅駅
- 梅77丙:青梅駅 - 万年橋 - 駒木町 - 青梅市役所 - 東青梅駅
- 梅77丁:青梅駅 - 東青梅駅 - 青梅総合病院 - 河辺駅南口
梅76同様、西武バスの廃止代替路線として運行を開始した。