遥かなるマナーバトル

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遥かなるマナーバトル』(はるかなるマナーバトル)は、たむらゲンの漫画作品。

マンガワン小学館)にて2022年8月11日より連載中。たむらゲンの初連載作品となる。単行本は紙の書籍で全2巻、3巻以降は電子書籍のみの販売で既刊7巻。

連載への経緯[編集]

就職活動を行う際には「就活マナー」があり、会食の際には「テーブルマナー」といったように明確なルールではないが、守るべきものとして「マナー」がある[1]。しかしながら、中には、その「マナー」の根拠が分からなかったり、不合理だったりと、実在や妥当性が疑われる「謎マナー」「創作マナー」と呼ばれるものもある[2]

こういった「マナー」を教える「マナー講師」について、SNSなどでたびたび話題となっていた。こういった話題と、「とりあえず何でも戦わせてみたら面白いんじゃないか」と言う思いつきから、たむらは描き始めている[1]

作中に登場する「マナー」には、インターネット上の記事や、マナーハウツーの書籍、礼儀文化の歴史についての書籍やたむらの実生活などから得られたものの他、たむらの創作マナーも含まれている[1]

マンガワンには「投稿トーナメント」という誰でも参加できるネット漫画コンテスト制度があり、これに優勝すると、連載確約される[2]。たむらもここへ応募するために作品を執筆していた[2]Twitterでマナー関連のつぶやきがバズっていたのを見たたむらは、波に乗るべきと、2022年5月22日にネーム状態の原稿を自身のアカウントで公開したところ、大きな反響があった[2][3]。これを見ていたフリーランス編集者の成田卓哉は翌5月23日午前10時頃には連載にできないかと、上司とかけあい、正攻法のやり方ではなかったものの、同年8月からのマンガワンでのWEB連載が決定した[3]

あらすじ[編集]

笹木真那の父親は、新規取引相手先の会社で「マナー違反」を指摘されて取引が中止になった。これによって会社は大きく傾き、そのことを気に病んで投身自殺した。葬儀の場でも弔問客からは「マナー」や「礼儀」を押し付ける声ばかりが真那には聞こえてきていた。真那は復讐として父親を自殺に追い込んだ相手(筆頭は相手会社の社長)を殺すことを考え、葬儀に現れた父の弟・政義ヤクザになって消息不明となっていた‐に殺し方の教えを請う。しかし、政義は「殺すのではなく、世界を変えろ」と諭す。

何者かによって作られたマナーという社会システムそのものを変えることで、父親の無念を晴らすことを決意した真那はマナー講師となり、最強のマナー講師を決める「マナーバトル」へ挑む。

登場人物[編集]

笹木 真那(ささき まな)
女子高生で、制服はセーラー服だが、バトル中は黒のスーツ(パンツスタイル)を着用する。また、第12回大会での女子高生の参加は光上だけである。
形だけのマナーがはびこる世界から「自分が心から美しいと思うだけの世界」に変えるべく奮闘する。
政義
真那の父親の弟。真那とは叔父、姪の関係となる。幼いころは兄弟仲も良かったが、ヤクザとなり消息不明となっていた。
葬儀の場にくわえ煙草で現れ、吸いさしの煙草を香炉に刺し、片手念仏(数珠無し)で焼香を行った。マナーとしてはまったくなっていない行為だが、心からの所為であり、真那には美しく思えたことから、叔父に声をかけることになった。
マナー講師によるマナーバトルを紹介し、マナーについて1年がかりで真那を仕込む。
光上 光子(こうがみ みつこ)
マナー講師。真那の父親が自殺することになったマナー「取り引き中に出された茶を飲むのは早く帰りたいという意思を表すのでマナー違反」を作った[1]。著作に「完全マナーマニュアル」がある[3]
真那のマナーバトル第1回戦の対戦相手[1]

本作の創作マナー[編集]

本作で創作されたマナーを以下に例示する。

謝罪のお辞儀は59度
機会に応じて15度、30度、60度を使い分けるというマナーは実在している[2]

マナーバトル[編集]

  • 4年に1度開催される、最高のマナー講師を決める大会。
  • 大会出場者は、バトル中は所定の首輪「マナー感知リング」を付ける。マナー感知リングはマナー違反を感知すると電流を流す。特に装着者自身がマナー違反を自覚した際には大きな電流を流す。
  • バトルはランダムでステージが選択される。真那と光上とのステージは「応接室」でビジネスマナーでのバトルとなった。
  • 対戦するどちらかのマナー講師が降参すれば結着であるが、降参が行われることはほとんどなく、マナー感知リングの電流による意識喪失で決着がつくことがほとんどである。

脚注[編集]

外部リンク[編集]