辻健太郎

辻󠄀 健太郎（つじ けんたろう、1986年〈昭和61年〉5月4日 - ）は、日本の政治家。政治団体「新党 次世代日本」代表。鹿児島県奄美市出身。身長194 cm。趣味はプラモデル製作、特技は極小サイズの折鶴を折ること。通称は、「つじ健太郎」。

来歴

鹿児島県奄美市で出生。鹿児島市立原良小学校、伊敷台中学校を経て、鹿児島県立甲南高等学校に進学。その後、アメリカ合衆国カリフォルニア州の Monterey Bay Academy へ留学し、卒業後は貿易、通信、経営相談など複数の事業を創業した。

帰国後の2021年、第49回衆議院議員総選挙に東京都第7区（渋谷区など）から初出馬し、3万7781票を得るも落選。その後、出身地を含む鹿児島県第2区へ活動拠点を移し、2024年衆議院議員総選挙に出馬した。

現在は、国政政党化を目指す政治団体「次世代日本（じせだいにっぽん）」を設立し、代表に就任。現在は同党の組織拡大と政策立案を中心に活動している。

政策・主張

ベーシックインカム

米国留学時に目の当たりにした貧困・格差の経験を背景に、全国民へのベーシックインカム（BI）導入を最重要政策に掲げる。財源論や経済成長戦略を含む包括的な設計を重視し、通貨発行権による経済効果を国民全体へ還流させることを主張する。AI等による就労環境の変化に対応するためにもBIの必要性を訴えている。

テクノロジーの活用

「日本の未来を鹿児島から創る」をスローガンとし、ドローンやデジタルトランスフォーメーション（DX）を活用した地方創生を提唱。「人に優しいテクノロジー」を理念に掲げ、テクノロジーの社会実装は人々の幸福追求に資するとする。

人物

幼少期から科学に関心を持ち、将来の夢は「科学者」だったと語る。日本の画一的な教育システムに疑問を抱き、自ら履修科目を選択できる米国高校への留学を決意した。留学中の経済的困難を乗り越える際、父から「何があってもお前の味方だ」と励まされた経験が政治家としての原動力になっている。

194 cmの長身ながら手先が器用で、プラモデル製作を趣味とする。認知科学者・苫米地英人を尊敬し、同氏主宰の「苫米地塾」で講師も務める。