護送車

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護送車とは、警察が被疑者や被告人や受刑者を警察署、検察庁、拘置所、留置所、裁判所、刑務所へ移送するための自動車である。

概要[編集]

車体塗装は民生品のまんま、屋根に警告灯が付くものがほとんどである。警告灯は施設に出入りする時に点灯させ、護送中は点灯させない。

車内には鉄格子が装着されており、逃走防止の観点からドアにはかんぬきが取り付けられている。運転席と後部座席が物理的に仕切られている他護送中は対象は手錠で拘束されて移送される。

車種[編集]

小型護送車

日産セレナやトヨタハイエースなどといったミニバンやワゴン車が用いられる。対象が軽罪で一人の場合は覆面パトカーにて移送することもある。

中型護送車

マイクロバスがベースで助手席にドアが装着されている。日産シビリアンなどが使われている。

大型護送車

中型バスがベースでクリームに青帯の専用塗装が用いられている。一部車種には長時間の移動を想定してトイレが取り付けられている。

大事件の被告人を移送するときは大型護送車1台に一人を乗せることもある。なお外部に金網がある警察車両も護送車と呼ばれることがあるがそれは人員輸送車で護送車と異なる(人員輸送車の金網は投石によって内部の警察官や職員が怪我をしないためにある)。