規制車
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規制車(きせいしゃ)は、交通規制の始まりを知らせる車両。
概要[編集]
特に移動する車列や催事を、一般の車両から隔離するために行う交通規制の、規制の始まりを知らせる車両を指す。規制車の前は一般車両が通行できるが、規制車の後は限られた車両のみが通行する。
用いられるイベントの例は、大規模なマラソン大会やパレード、要人警護など。道路の全部や片方向を占用する、規模の大きなものに用いられるものである。規制車は、主に沿道の関係者や見物人に、車列の到着時期を示すものである。関係者は車列到着に備え、脇道の交通規制を実施したり、警戒を強化したりする。
車両は警察車両が用いられるが、車種はまちまちである。白黒のいわゆるパトカーをはじめ、バスタイプの車、覆面パトカーなどに「規制車」や「規制開始」、あるいは「A」「B」などのステッカーを貼ったものが用いられる。
規制車の種類[編集]
規制車に類するものに、交通規制の予告を行う規制予告車、また交通規制の解除を知らせる規制解除車がある。
規制予告車は「規制予告車」「A」「B」もしくは数字の示されたステッカーや、ナンバープレート大の看板を取り付ける。「A」「B」の予告時間はまちまちで、たとえば「A:30分前」、「B:10分前」、「3:3分前」、「1:1分前」などのように用いられる。
規制解除車は「規制解除車」または「Z」と記されたステッカーや看板を取り付ける。車列の最後尾に位置し、一般車両に追い抜かれないよう、中央を走るなどする。
ステッカーは白地や黄地に黒字など、視認性の高いものが用いられる。
車列参加車両の例[編集]
←進行方向に向かって、規制予告車(数台)・(一般車両)・規制車・先導車・被警護車列、警護車両、被警護者、および全体の交通規制を指揮する指揮車・規制解除車・(一般車両)、のような車列となる。