西武6000系電車
西武6000系電車(せいぶ6000けいでんしゃ)は、西武鉄道にて運用される鉄道車両の1形式。西武鉄道では最初で最後のステンレス車でもある。
登場の経緯[編集]
帝都高速度交通営団 (現:東京メトロ) 有楽町線との相互直通運転用の車両として1992年から10両編成25本製造された。そのうち1995年から製造された50番台は車体の材質がステンレスからアルミに変更された。また、6156Fと6157Fでは戸袋窓が廃止されている。初期に製造された6101Fと6102Fは機器類に相違があったため、地下鉄乗り入れ対応はされなかった。
改造[編集]
副都心線対応工事[編集]
東京メトロ副都心線への乗り入れ対応のため6101F・6102F以外の全編成が副都心線に対応する工事が行われた。副都心線対応車は白顔になり、識別できるようになった。また、方向幕がフルカラーLEDとなり、運行番号・種別・行先が一体型となった。
LCD設置[編集]
副都心線対応車に行われた。設置されたLCDは15インチの三菱製セサミクロだったが、後に同メーカーの17インチのものに取り替えられた。ちなみに機器更新はされなかったため、LCDにGTO-VVVFの走行音という奇妙な光景が一時期見られていた。相変わらず6101Fと6102Fはハブられている。
機器更新[編集]
2014年度よりVVVFを始めとする主要機器の更新工事を開始。2023年までに全編成の施行が完了した。6157編成のみ永久磁石同期電動機への交換がされた。また、最後まで方向幕だった6101Fと6102FはフルカラーLEDへの交換が行われたが、副都心線対応車のような一体型とはならなかった。
転属[編集]
2022年度末から池袋線所属の編成が40050系の増備に伴い、地下鉄直通機器撤去の上で新宿線への転属が行われている。6103F、6104F、6106F、6107F、6108Fが新宿線に転属したが、これ以降は40050系の増備がストップしたため転属は行われていない。