補助記憶装置
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補助記憶装置(ほじょきおくそうち)とはコンピュータにおける記憶装置であり、主記憶装置では保持できないデータを保存するための装置である。二次記憶装置や外部記憶装置とも呼ばれる。
概要[編集]
ハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、USBフラッシュメモリ、CD-ROMなど、所謂ストレージと呼ばれるものが補助記憶装置に該当する。主記憶装置が極めて短い時間のみデータを保持で切るのに対し、長期間データを保持できる装置が補助記憶装置である[注 1]。
補助記憶装置は主記憶装置に比べて低速であるが、大容量かつ容量当たりの単価が安いというメリットもある。また、数十ミリ秒ごとにリフレッシュが必要な主記憶装置とは違って電源がシャットダウンされてもデータを保持し続けるという性質もある。
CPUは補助記憶装置に直接的なアクセスをすることはできないため、データは必ず主記憶装置に展開される。NVMeなども基本的には同じである。
OS上では補助記憶装置の一部を主記憶装置としてみなす仮想メモリと呼ばれる技術もあり、OSに備わっているメモリ管理機能により実現される技術である。仮想メモリによってOSは物理メモリ(主記憶装置)容量よりも大きなデータを扱うことができるが、補助記憶装置におけるデータ速度は主記憶装置よりもはるかに低速であるためコンピュータ全体のパフォーマンス低下の原因となることもある。
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ↑ ここでいう長期間は主記憶装置のデータ保持期間(数十ミリ秒)に比べて長いという意味であり、ストレージの寿命ではない