蒼天の巨城国
『蒼天の巨城国』(そうてんのきょじょうこく)は、原作:三川みり、作画:小葉かんばによるファンタジー漫画。
概要[編集]
『月刊少年マガジン』(講談社)にて、2026年9月号(2026年8月6日発売)[1]より連載中。
巨大な城そのものが国となった世界で、人々は文字通りに居住する階層が社会的な階層ともなって暮らしていた。その最下層から世界の支配構造を覆すべく戦いを挑む少年の物語である。
あらすじ[編集]
十六夜城は巨大な城であり、それ時代で「国」であり、「巨城国」と呼ばれていた。天守閣に「武士」が住み、地上に「人」が住む。地下に「妖」が、最下層に「蟲」が暮らしており、全体を武士が支配していた。
少年・兜丸は、妹の蝶小らとともに、いつか地上に出ることを夢見て蟲の世界で生きていた。そんなある日、武士の理不尽により、兜丸は育ての祖父を殺され、蝶小を奪われてしまう。
兜丸は妹を取り戻すため、妖の種族の長・不知火とともに地上を目指す。
登場人物[編集]
- 兜丸(かぶとまる)
- 主人公の少年。
- 他の蟲の人々とは違って炎滅石に触れても炎滅石が砕けないため、採掘の仕事には就いていない。
- 妹の蝶子ともども祖父に名付けられ、育てられているが、捨て子であって、祖父との血縁は無い。
- 蝶子が連れ去らわれた際に、腕の中から炎滅刀を出した。その力により、妖の層をも突き破って地上に達する大穴を穿つ。
- 黒をモチーフに、熱血で元気なイメージでデザインされている[2]。
- 不知火(しらぬい)
- 獣人。「妖」の若長。
- 蟲を管理する立場にあるが、無益な殺生は避けようと尽力もしている。
- 兜丸とは対照的に、白をモチーフに冷静でクールなイメージでデザインされている[2]。身長も不知火のほうが高い。
- 蝶小(ちょうこ)
- 視ただけで、炎滅石か否かを判別できる。
- 武士
- 炎滅鋼から作られた炎滅刀を携える支配者階級。
- 不喜丸(ふきまる)
- 「未来の城主」と母に呼ばれる少年。肩上くらいで切りそろえた
禿 ()のような髪型をしている。 - 兜丸らの炎滅石鉱山は不喜丸の所有となっている。「蟲とり」に地下を訪れ、兜丸の祖父を殺害し、蝶子を連れ去った。
- ?
- 不喜丸の母親。不喜丸は「一粒種」らしい。
世界設定[編集]
- 蟲
- 最下層で太陽を見ることもなく暮らす人々。炎滅石を採掘に携わっている。
- 炎滅石を触ると、砕けたようになる。
- 妖
- 蟲よりは上層ではあるが、同じく地下で暮らす獣人。強靭な身体をしているが、炎滅石を製錬した炎滅鋼から作られる武器(炎滅刀など)には弱く、武士の支配下に留まってる要因となっている。
- 武士から蟲の管理などもまかされている。
- 武士
- 天守閣に住まう人々。炎滅鋼から作られる武器を携える。服装などは日本の江戸時代の武士のものにも似る。
- 蟲とり
- 武士階級の者が、蟲の層まで降りてきて、蟲の人々を無差別に殺害すること。蟲が反抗的である、蟲の数が増えすぎたなどいろいろ理由付けもされるが、武士にとっては一種の娯楽でもある。
連載の経緯[編集]
本節の出典[2]
当初、三川は健康食品を題材とした連載企画を編集部に持ち込んだ。編集部からは「もっと大きな物語」の要望があり、ファンタジー物という題材が出された。和洋中のファンタジー物企画の中で「和」にあたるのが本作である。編集部からは『アルスラーン戦記』を例に挙げ、「骨太の月刊誌ならではの壮大なファンタジーもの」がリクエストとして出された。
三川が好きな時代ということで、日本の中世を土台にしつつ、少年漫画らしさを意識した舞台といった世界設定にひねりが加えられた。とは言っても、世界設定先行作品というわけではなく、「主人公がステップアップしてゆく物語」というストーリー先行作品ではある。
巨城国の元ネタはRPGでいうところのダンジョンである。ゲームなどでも「地下に潜っていく」であったり「塔を登っていく」といった構成をしているものは多々ある。和風のダンジョンを考えたときに、城そのものがダンジョンだったらおもしろいというとこから始まり、物語として成立するように変えていった。
原作は、当初は脚本形式であったが、三川が書きにくかったということもあり、編集者の勧めて小説形式での原作となっている。
脚注[編集]
- ↑ “歪んだ国を正すため、少年は仲間とともに立ち上がる“下剋城”バトル「蒼天の巨城国」”. コミックナタリー (2026年8月6日). 2026年8月16日確認。
- ↑ a b c “城そのものが国。地上を知らない少年が、太陽の光を目指す──月マガ新連載『蒼天の巨城国』制作陣インタビュー”. Tales & Co. 株式会社 (2026年7月6日). 2026年8月16日確認。
外部リンク[編集]
- 蒼天の巨城国 - 月刊少年マガジン公式サイト
- 蒼天の巨城国【公式】(@kyojokoku) - 𝕏(旧:Twitter)