自分を野原ひろしだと思いこんでいる一般人
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自分を野原ひろしだと思いこんでいる一般人とは、漫画『クレヨンしんちゃん』の公式スピンオフ作品『野原ひろし 昼メシの流儀』をもとにインターネット上で生まれたミームである。
概要[編集]
本来『野原ひろし 昼メシの流儀』は、主人公・野原ひろしの昼食風景を描いたスピンオフ作品である。しかし、本編とは微妙に異なる絵柄や、登場キャラクターの造形の違和感(特に野原しんのすけの脚部など)、また作中で時折描かれる迫真の表情が一部の読者に強い印象を与えた。
その結果、「この作品に登場する人物は本物の野原ひろしではなく、“野原ひろしに成りすました一般人”である」というネタ的解釈がネット上で流行。この架空の存在が「自分を野原ひろしだと思いこんでいる一般人」と呼ばれるようになった。
流行[編集]
この概念を定着させたのが、作中の一コマをもとにしたコラ画像である。不気味な笑みを浮かべながら、「俺は野原ひろしだ 誰が何を言おうと野原ひろしなんだ」とつぶやく姿が切り取られ、まるでサイコスリラーのような雰囲気を醸し出している。このコマの元ネタは「回転寿司で普段食べない寿司を頼もうとするシーン」である。この異様な雰囲気と狂気的なセリフが合わさり、「精神を病んだ一般人が野原ひろしを演じている漫画」というパロディ的な解釈が広まった。以降、ニコニコ動画やX(旧Twitter)、pixivなどで多くのコラ画像・BB素材が作られている。
アニメ[編集]
『野原ひろし 昼メシの流儀』がアニメ化された際も、スピンオフ版のキャラクターデザインがそのまま採用されており、「本家ではなく“昼メシの流儀側のひろし”が動いている」という事実がさらにネタを加速させた。なお、声優は本家と同じく藤原啓治(および後任の森川智之)が担当している。