羽州ぼろ鳶組シリーズ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

羽州ぼろ鳶組』(うしゅうぼろとびぐみ)は、今村翔吾による日本小説のシリーズ。

概要[編集]

2017年より祥伝社より文庫が刊行される。江戸時代の火消しを題材にした小説シリーズ。

あらすじ[編集]

"火喰鳥"の二つ名を持つ松永源吾は、江戸随一の火消として活躍していた。しかしある事件をきっかけに、火消を辞して浪人生活を送ることになる。そんな折、源吾の元に新庄藩御城使の折下左門がやってきて、源吾は羽州新庄藩の火消頭として召し抱えられる。新庄藩の火消組は頭取を喪い、大半の鳶も辞めてしまって壊滅状態になっていた。源吾は火消組を再建するため、少ない予算で立て直すように命じられる。

どうにか頭数の鳶を寄せ集めて奔走するが、大名火消が煌びやかで豪華な羽織を翻す一方、新庄藩の羽織は綻びだらけでぼろぼろ。その姿から江戸の民は新庄藩火消組を「ぼろ鳶組」と揶揄するようになる。源吾は未経験の鳶を訓練する一方で、元力士の寅次郎や現役の軽業師彦弥、人嫌いの学者星十郎を仲間として引き入れる。彼らもまた火消の経験はないが、寅次郎は恵まれた体格を持ち、彦弥は軽業師ならではの身のこなしと、並外れた跳躍力を持っていた。また、星十郎はかつて源吾が共に火消として仲間だった、風読みの息子であり、父に負けぬ風読みの力とあらゆる分野に精通した知識があった。

新庄藩火消組は、源吾を筆頭に頭取並の鳥越新之助と、引き入れた仲間が中心となって着実に実力を上げていく。ぼろ鳶組の活躍は徐々に広まっていき、江戸の民からは揶揄ではなく、愛着を持って「ぼろ鳶」と呼ばれるようになっていた。

江戸では火事が頻発していた。その大半は火付けによるもので、怨恨によるものや快楽によるものなど様々である。中にはある人物を狙った火事や、江戸の街が壊滅しかねない不審な火付けなど、悪意を持って発生した火事も度々起こっていた。民に甚大なる被害をもたらし、日々の生活を脅かす火事。それは災害ではなく、時として人災として人々に降り注ぐ。源吾達火消は、事件としての火事を調査し解決に導きながら、天敵である炎を滅すために仲間と共に立ち向かっていく。

1巻『火喰鳥』 /2巻『夜哭烏』 /3巻『九紋龍』 /4巻『鬼煙管』 /5巻『菩薩花』 /6巻『夢胡蝶』 /7巻『狐花火』 /8巻『玉麒麟』 /9巻『双風神』 /零巻『黄金雛』 /10巻『襲大鳳上』 /11巻『襲大鳳下』 /幕間『恋大蛇』

1巻『火喰鳥』[編集]

2巻『夜哭烏』[編集]

3巻『九紋龍』[編集]

4巻『鬼煙管』[編集]

5巻『菩薩花』[編集]

6巻『夢胡蝶』[編集]

7巻『狐花火』[編集]

8巻『玉麒麟』[編集]

9巻『双風神』[編集]

零巻『黄金雛』[編集]

10巻『襲大鳳上』[編集]

11巻『襲大鳳下』[編集]

幕間『恋大蛇』[編集]

登場人物[編集]

火消し[編集]

松永 源吾(まつなが げんご)
声 - 梅原裕一郎
「火喰鳥」と呼ばれた火消し。
鳥越 新之助(とりごえ しんのすけ)
声 - 梅田修一朗
火消頭取並。
寅次郎(とらじろう)
声 - 木村昴
火消。以前は力士。
彦弥(ひこや)
声 - 島﨑信長
火消。
加持 星十郎(かじ せいじゅうろう)
声 - 小野賢章
火消。加持孫一の息子。
漣次(れんじ)
声 - たくみ靖明
い組の纏持ち。
金五郎(きんごろう)
声 - 辻親八
町火消い組の頭。
長谷川平蔵宣雄(はせがわへいぞうのぶお)
声 - 小村哲生
火付盗賊改方頭。
大音勘九郎(おおと かんくろう)
声 - 諏訪部順一
加賀藩火消組の大頭。

その他[編集]

折下 左門(おりしも さもん)
声 - 遊佐浩二
源吾を火消頭取に推薦する。
北条六右衛門(ほうじょう ろくえもん)
声 - 内田直哉
新庄藩の筆頭家老。
秋代(あきよ)
声 - 久川綾
鳥越新之助の母親。
達ヶ関森右エ門(だてせきのりえもん)
声 - 拝真之介
人気力士。
お鈴
声 - 市ノ瀬加那
蕎麦屋「小諸屋」の看板娘。
深雪(みゆき)
声 - 三吉彩花
源吾の妻。
甚助(じんすけ)
声 - 伊東健人
彦弥とお夏の幼馴染。
お夏(おなつ)
声 - ホラン千秋
掛茶屋で働いている彦弥と甚助の幼馴染。
藤五郎(とうごろう)
声 - 三木眞一郎
松永 重内
声 - 大川透
火消しだったが亡くなる。
猪谷
声 - 楠見尚己
力士。
大谷助之丞
声 - 波多野翔
寅次郎の母
声 - 疋田涼子
加持 孫一
声 - 木内秀信
かつて源吾と火消をしていたが、亡くなる。
山路連貝軒
声 - 岩崎ひろし
幕府天文方。
女将
声 - 亀井芳子
蕎麦屋「小諸屋」の女将。
杉野作兵衛
声 - 金光宣明
伊神甚兵衛
声 - 檜山修之
元江戸一の火消。火付けをした。
お七
声 - 野中藍
火事に取り残されるも助け出される。
お七の母親
声 - 松井暁波
子供の救出を松永源吾に頼む。
家臣
声 - 菅原淳一
アニメ第1話登場。
い組・火消
声 - 今村翔吾
アニメ第1話登場。
町人
声 - 根岸凜太朗
アニメ第1話登場。
子供
声 - 船戸ゆり絵橘めい
アニメ第1話登場。
家来
声 - 波多野翔
アニメ第1話登場。
声 - 原菊乃
アニメ第1話登場。
少年
声 - 船戸ゆり絵橘めい
アニメ第2話登場。
呼び出し
声 - 根岸凜太朗
アニメ第2話登場。
声 - 盆子原康小村将八幡諒
アニメ第3話登場。
医者
声 - 野瀬育二
アニメ第5話登場。
町人
声 - 高野憲太朗宮本誉之三瓶雄樹
アニメ第6話登場。
子供
声 - 新井笙子
アニメ第6話登場。
母親
声 - 城内由茄子
アニメ第6話登場。
女性
声 - 瀬野るりか鈴山未彩
アニメ第6話登場。

テレビアニメ[編集]

火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』のタイトルで2026年1月より放送。

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画レタッチ
第一話 再生の火種 森龍介 江口摩吏介 八隅宏 SIBATO、阪根賢司、高原彩花
第二話 土俵際の力士 亀垣一
羽鳥潤
SIBATO、阪根賢司
第三話 天翔ける色男 福田晶平 奥村よしあき 神谷マキ
第四話 孤高の天文家 尾崎隆晴 八隅宏
第五話 瞬く星の如く 阿宮正和 神谷マキ 阪根賢司
第六話 火消の本分 まついひとゆき 八隅宏

無役キャスト[編集]

外部リンク[編集]