纒向犬(まきむくいぬ)は、日本原産の絶滅したイヌの品種である。
2015年に奈良県の桜井市にある纒向遺跡にて古墳時代の犬の骨が出土した。この犬は弥生時代の犬と比べて頭が小さく足や足先が長く、華奢な体格をしていた。このことから中国大陸や朝鮮半島から渡っていた犬に由来するのではないかという説が唱えられている。
体高が約48cmで体長が58cmと現代の柴犬よりも大きく、紀州犬や四国犬のような日本犬の中型に相当する。