『絶海ジェイル Kの悲劇'94』とは、古野まほろの推理小説である。
あらすじ[編集]
絶海の孤島にある刑務所からの脱出劇を描く。
ジャック・フットレル『十三号独房の問題』(1905年)の系譜につらなる「脱出トリック」を正面から扱ったミステリー作品である。
ネタバレ有り解説[編集]
- 検閲官に手紙を黒塗りされることを逆用して、黒く塗った部分が別のメッセージに見えるように文章を書く、というアイデアが登場する。[1]
- ↑ 余談だが、フロクロのボカロ曲『黒塗り世界宛て書簡』にも類似のアイデアが登場する。黒塗りされた部分がモールス信号になっており、解読すると「fuck you」になっている。