絶対

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絶対には、おおむね以下の三種の意味。

  1. 論理的には、「例外なく」の意である。
  2. 数学的には、他との比較によらない対象そのものの大きさ、という意味を持つ。例えば、「絶対値」のように、「測度」「ノルム」といった修飾語的な用法がある。反対語は、他との比較値を意味する「相対」。
  3. 日常用語における「絶対」。以下で詳述。

概要[編集]

問題は日常語において「絶対」という言葉が使われる場合で、「それは例外だ」「そういう意味で言ったんじゃない」「事情が変わった」「どうして分かってくれないんだ!」みたいな話になる。
他に比較するものや対立するものが全くないこと。あくまで単独・特定の量や数の判断。ある一定の範囲に限定すること。無条件。「絶対~ない」とは、「どんな条件でもダメだ」「いくらやむを得ない理由があっても、どうしてもダメだ」「0%」「絶対に不可能」という、すべての条件・無条件に否定する、厳格な判断に基づいている。 値は、0%か100%のどっちかである。

人間生活との関わり・利用[編集]

日常語において、「ゼッタイ」を口癖のように使う人間は信用されないが、当人はそれに気づいていないことが多い。「そこは察してくれるのが当然だろう」と思っており、細かい条件を詰めて契約書うんぬん、という話になると「そういう生臭い話をする奴は信用できないから裏切ってもいい」みたいなことを考えたりする。
反面、「絶対」を使わない他者に対しては容赦がなく、「態度が煮え切らない」「信用できない」とかいって切捨てる。

物理学における用例[編集]

物理学においては、「絶対温度」がある。全ての分子が運動を止めている状態をK(ケルビン)を単位とした0K(絶対零度)とする温度で、0Kより下は現実世界に存在しないとされる。絶対零度は、摂氏-273.15度に相当する。

脚注[編集]