累々戦記

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累々戦記』(るいるいせんき)は、雨宮ケントによるオカルトアクション漫画[1]

強い情念や負の思念を媒介に人々の心と体を乗っ取る「かさね」と戦う「剥離師はくりし」を描いたオカルトアクション漫画である[2]

週刊少年ジャンプ』(集英社)にて、2024年1号(2023年12月4日発売)[2]から、同年21号(同年4月22日発売)まで連載された。全19話。単行本は全3巻。

なお、本作単行本1巻の発売は2024年5月であり[1]、単行本発売前に最終回を迎えている。これは『週刊少年ジャンプ』では『BOZEBEATS』(平野稜二2018年)以来となる。

あらすじ[編集]

守部市の守部高校の1年生・朝風弥宵は同じクラスに転校してきた涅森蒼葉に翻弄される。その日のうちに弥宵は蒼葉が累と戦う姿を目撃し、蒼葉が累を滅する「剥離師」だと知る。累から人々を守りたいという思い弥宵も同じであったため、弥宵も「剥がし屋」を始める。

蒼葉が人々を累にする館の主・竜胆と戦っていたところ、蒼葉の双子の兄・涅森禅が襲撃してきて、蒼葉は身体に宿していた累に飲み込まれ、暴走を始める。その暴走を止めたのは、剥離師の組織・影の徒であった。

身柄が拘束された蒼葉から、弥宵は双子の過去の因縁を聞く。

登場人物[編集]

涅森 蒼葉(くろもり あおば)
剥離師。自らの身体に累を宿しており、累の力を用いて戦う。
朝風 弥宵(あさかぜ やよい)
守部高校1年生で、風紀委員会の副委員長を務める男子。理不尽や不条理は許せない性格。人助けでもらった賞状も多数で、他の生徒からは「正義マン」と呼ばれる。
蒼葉と出会ったことで、累を滅する「剥がし屋」を始める。
影の徒(かげのと)
剥離師の組織。
おばば
蒼葉の子守り役。骨董品店「つばき屋」を営む。
弥宵にも特訓を施す。
八咫(やた)
影の徒の頭領。おばばとは古くからの友人。
凪斗 柊(なぎと しゅう)
剥離師。累に強い憎しみを抱く。蒼葉を監視している。
戸神(とがみ)
剥離師。凪斗と行動を共にする。
涅森 禅(くろもり ぜん)
蒼葉の双子の兄。累に魅せられ、人を累に変える実験を行うが、その目的は累によって人間を救済することである。

脚注[編集]

  1. a b 人の心と体を乗っ取る怪異と戦うジャンプのオカルトアクション「累々戦記」1巻”. コミックナタリー (2024年5月2日). 2025年9月27日確認。
  2. a b 人の心と体を乗っ取る“累”を描くオカルトアクション「累々戦記」がジャンプで”. コミックナタリー (2023年12月4日). 2025年9月27日確認。

外部リンク[編集]