紀元前10世紀

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紀元前10世紀(きげんぜんじっせいき)は、西暦による紀元前1000年から紀元前901年までの100年間を指す世紀

伝説のできごと[編集]

惣宗寺(佐野厄除け大師、栃木県佐野市)の境内にある’’’菊慈童’’’の像、を飲み、不老長寿と伝わる。紀元前10世紀 – 穆王に仕えた。
  • 紀元前10世紀 - 周の穆王が征西の際に神々が住むとされた崑崙山に立ち寄って西王母に会い、後に王に従って西王母が入朝した(『穆天子伝』)。
  • 紀元前10世紀 - 周の穆王に仕えた侍童(菊慈童)が罪あって南陽郡の酈県に流され、その地で菊の露を飲み不老不死の仙童となったという[1]
  • 紀元前10世紀 - エチオピアの女王マケダ(シバの女王)はソロモンの知恵の噂を聞き、その支配下のエルサレムを訪問。その滞在中に二人は結ばれ、帰国した女王は一人息子バイナ・レフケム(通称はメネリク1世)を生んだ。このソロモン王の血を引いた人物から始まるエチオピアの王朝がソロモン朝である(『ケブラ・ナガスト』)。
  • 紀元前10世紀 - ソロモンがエルサレム神殿(ソロモン神殿)を築いた時、旧約聖書の記述では近隣のティルス(ツロ)王であるヒラムが木材や建築技術者を派遣し支援したという。しかしヒラム自らが建築家の棟梁であったという説があり、配下にあった建築家集団を「親方」「職人」「徒弟」からなる集団に分け、それぞれに秘密の合言葉や符牒を定めて仕事に当たらせたという。このことが起源となって成立したのが秘密結社で名高いフリーメイソンである(フリーメイソンのヒラム起原伝説)。

脚注[編集]

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注釈[編集]

出典[編集]

  1. 原典は六朝時代の梁の呉均による志怪小説『続斉諧記』。観世流の演目「菊慈童」などに発展。

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