秘境駅

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秘境駅(ひきょうえき)とは、人里離れた場所や周りに民家がない場所(秘境)にある、または徒歩や車などのアクセスが困難な鉄道駅のことをいう。

概要[編集]

秘境駅というのは公式には使われておらず、主に鉄道ファンによって使われる。定義は特に定められていないが、一般的には周辺に民家が少なかったり利用客がいなかったり、道がまともに整備されておらず徒歩で訪問するのが困難な駅などを示す。

また、明確な定義がないため、東京都内の上中里駅や越中島駅でも「利用者が少ない」「周辺が静か」という理由で使われることがある。

こうした秘境駅は定期利用者がいないもしくは僅少なので近年はどんどん廃止にする傾向が見られるが、観光客などの需要から秘境駅を町おこしとして使う自治体もある。

なぜできてしまうのか[編集]

駅には当然開設される理由がある。主に利用が見込められる集落がある所に開設する。ただ、作った目的となる集落に距離があったり、駅前にできていた集落がなくなったり等でこうした秘境駅が出来てしまうことが多い。
また、仮乗降場など「駅にするほどの需要がない」という乗降場がJR化で無理やり駅になった出来てしまう例、登山客や釣り客など特定の需要客乗降目的のために開設された駅で秘境駅になるものもある。

加えて、自動閉塞が普及する前は、列車交換のための運転拠点で、官舎に住む家族のために設置された駅で、自動閉塞の普及で秘境駅化した駅もある。

関連項目[編集]