福島第一原子力発電所

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福島第一原子力発電所(ふくしまだいいちげんしりょくはつでんしょ)は、福島県の大熊町・双葉町にまたがって立地する、東京電力の原子力発電所である。2011年に発生した原発事故で有名である。

福島第一原子力発電所事故[編集]

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2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響により、福島第一原発では重大な原発事故が発生した。

原発をおよそ13メートルの津波が襲い、原子炉6基のうち、1号機から5号機で全交流電源を喪失し、原子炉や使用済み核燃料プールを冷却できなくなった。

運転中の1号機、2号機、3号機で炉心融解(メルトダウン)が発生し、3月12日に1号機、3号機、4号機の原子炉建屋が水素爆発で損壊した。

事故の深刻度を示す国際原子力事象評価尺度は、かつてソ連で発生したチェルノブイリ原発事故と並んで史上最悪の「レベル7」とされた。

なお、3月12日の水素爆発で双葉病院の入院患者らが避難を余儀なくされ、その後に多数が死亡する事態となっている。

事故の経過[編集]

3月11日
  • 15時37分 1号機SBO(全電源喪失・Station Black Out)。
  • 15時39分 2号機の電源不要冷却装置(RCIC・Reactor Core Isolation Cooling system)起動。
  • 15時41分 2号機SBO。1・2号機の計器動作不能。
  • 16時44分 1号機の電源不要冷却装置(イソコン・Reactor Core Isolation Cooling Condenser)の状況が「モヤモヤした蒸気が出るのみ」直後にイソコンの状況確認用ランプが復旧し停止状態を確認。
  • 23時50分 1号機格納容器が圧力設計限度超え600kPa(小型発電機による計器復旧で計測)。
3月12日
  • 9時 1号機建屋内が高放射線量のため、建屋内のベント操作ができず。
  • 14時1分 1号機建屋外のベント操作を試行し成功。
  • 14時30分 1号機格納容器圧力低下によりベント正常動作を確認。
  • 15時36分 1号機水素爆発。放射性物質が飛散したため、中央制御室内も防護服が必要になる。
3月13日
  • 3号機、一部の電源が動いていたものの、この日冷却機能喪失。
  • 13日朝 消防車による注水開始。
  • 7時30分 3号機のドライウェルスプレイ(格納容器下部に注水し冷却)操作実施。
  • 8時40分 3号機のベントを優先するため、ドライウェルスプレイ停止。
当時の原発にはベントの配管に、通常時の放射性物質漏洩防止のためのラプチャーディスクが取り付けられていた。
約5気圧以上でないとディスクを破ることができず、冷却を継続し低圧のままではベントができない。
3月14日
  • 11時1分 3号機水素爆発。
  • 12時30分 2号機水位がTAF(核燃料上端・Top of Active Fuel)+3400から+2950に低下。
  • 13時25分 2号機、RCICの長時間動作による限界で冷却機能喪失。
  • 18時2分 2号機の原子炉内に注水するため、原子炉圧力容器(格納容器内にある原子炉が直接入る容器)からの蒸気を放出するSR弁(Safety Relief Valve)を、非常用バッテリーで操作して開放、炉圧低下確認。
水位TAF-3700。消防車による注水が燃料切れのため停止。水素爆発による高放射線量で、消防車の常時監視ができなかったため。
  • 23時36分 2号機のドライウェルベント(放射性物質の大半をで除去する処理を行わない最終手段となるベント)実施を決定。
しかし圧力は下がらず、格納容器内圧力設計限度超え750kPa計測。
3月15日
  • 6時14分 4号機で水素爆発。
2号機格納容器内圧力がゼロになる。格納容器のつなぎ目などから蒸気が少しずつ漏れたためと推定。

その後[編集]

2021年1月21日現在では、溶け落ちた核燃料デブリの扱いをどうするか、引き続き調査中な模様。

ヘーベルハウスのマスコットキャラクター「ヘーベル君」は事故後「頭の開閉動作が原子炉建屋の水素爆発に似ている」と2ちゃんねるを中心にインターネット上でミーム汚染やアスキーアートの量産が行われ、その余波を受けてかCM等への露出がほぼ消滅に追い込まれた。

所在地[編集]

福島県大熊町夫沢。旧中村藩領。最寄駅は大野駅双葉駅

関連項目[編集]

東日本大震災の被災地の原発

外部リンク[編集]

政府・各省庁の報道発表
国会の報道発表
事業者の報道発表
用語集
図面
  • 全体系構成概要図PDF - 福島第一原発で採用されている沸騰水型軽水炉 (BWR) と構造が近い改良型沸騰水型軽水炉 (ABWR) の構成。本原発と共通の用語が多い。
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