知恵袋マジックカテゴリにおけるザンゲ騒動

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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概要[編集]

知恵袋マジックカテゴリにおけるZANGE騒動(仮称)とは、2014年2月から同年4月にかけて、Yahoo!知恵袋「マジックカテゴリ」のユーザーの間で起きた騒動である。その概要は、同カテゴリにおいて特定ユーザーへの粘着した嫌がらせ・なりすまし投稿が多発した事に対抗し、突如現れたnaturalenemy9と名乗るユーザーの言動により、当該コミュニティを混沌に巻き込んだものである。さらにその正体が、同カテゴリを代表するチエリアンであったcrimson_xox氏の別垢である疑惑が浮上した事で、ユーザーたちの間では大きな波紋を呼んだ。両氏は共通して、相次ぐ荒らし投稿に対しZANGEというパフォーマーの関与を仄めかしていたが、その真相が明かされる事なく騒動は幕を閉じた。

経緯[編集]

事の発端は2014年2月頃、同カテゴリで他のユーザーのアカウントになりすまし挑発的な投稿を繰り返すユーザーが現れたことによる。被害を受けたユーザーの一人が、同カテゴリでの質問投稿で訴えたところ、3月1日に突如naturalenemy9と名乗るユーザーが現れ「奴は他にもなりすましIDでバカやってるから」「見つけたらオレが「はい、また出ましたキモオタ野郎の粘着質問」って答えるから心配すんな」と回答した。その後naturalenemy9氏は、なりすまし投稿を繰り返す複数のアカウントを同一人物によるものと断定し、上記の件を含む計50件以上もの回答を書き込んだ後、消息を絶っている。一連の言動のなかでも、同氏が特にこだわりを示していたのがザンゲという人物(本人曰く金髪の大道芸人)の所在であった。naturalenemy9氏は、自身が同一人物と見做したユーザーに対し「ザンゲっちゅう三流大道芸人知ってるか」「いい加減知ってるか教えろや」と執拗に迫ったり、時には相手を「金髪キモオタ野郎」と罵るなど、当該ユーザーをザンゲ本人であると捉えるような書き込みもしていたのである。結局、ザンゲの所在に関し当該ユーザーからの応答はないまま、ほどなくして本人の活動も途絶えたことで、騒動は終息したかのように思われた。

騒動から約1か月後の4月10日頃、マジックカテゴリにて突如現れたT氏が、naturalenemy9氏の言動を俎上に上げ、その正体が、同カテゴリユーザーのcrimson_xox氏ではないかと推察し、意見を求める質問投稿を行った。その前提として、naturalenemy9は自身が手品師ではないことを吹聴するにも関わらず、急にマジックカテゴリに現れ、誰も知らないようなZANGEの名前を出す意図がわからないため、一連の行為を同カテゴリに精通した人物によるものと断定。さらに決定的根拠として、naturalenemy9氏の活動時期に被ってcrimson氏が同様と取れる主張をしていたことを挙げている。crimson氏は当時、同カテゴリを代表するカテマスの一人として他のユーザー仲間からも信頼を得ていた反面、回答の是非を巡って一部のユーザーからは反感を買う事があったとみられる。3月11日の投稿では、その傾向に便乗し自身の回答に難癖をつけてくる回答者に対し「渦中の「Z」さんらしき人が別IDいっぱい使って」荒らしているだけwと嘲笑するようなコメントをしていた。先日の2月23日には、なりすまし投稿を繰り返す質問者に対しても「数日この手のイタズラが多すぎるね~」「やってるのはあの人だと思うけど暇なのかな」「仮面を被るのはパフォーマンスだけにしてね」と意味深な回答をしていた。これらのワードを手掛かりに、crimson氏は突如糾弾される事となった。

T氏の投稿には多くの反響が寄せられ、名指しされたcrimson氏もこれに応対を余儀なくされた。crimzon氏は自身がnaturalenemy9氏とは無関係である旨を示唆し、上述の根拠を巡っては「私もnaturalenemy9さんもZANGEとは明記していない」「マジックカテゴリでZANGEと表記したのは貴方が始めてであり、以前から情報を知っていたのでは?(実は貴方がZANGE本人なのでは?)」との主張を苦し紛れに弁論した。その上で、第三者でありながら執拗に言及しようとするT氏の立場に難色を示した。こうしたなか、ある回答者H氏の告発により、事態は急展開を迎える。決め手は、H氏が提供した一枚の証拠画像であった。実は、naturalenemy9氏は3月2日のある回答で使用するアカウントを間違えるという不手際を犯していた。そこにcrimzon_xoxのIDを目の当たりにしたH氏は、この時彼の正体の核心を握ることとなったのである。crimson氏は当該投稿のアカウントをただちにnaturalenemy9に差し替える工作を行っていたとみられるが、時すでに遅しだった。H氏の告発により、naturalenemy9=crimson_xox氏説が濃厚となった際にもなお、交流のあるユーザーからは画像が捏造された可能性を指摘する声もあった。さらには告発したH氏本人がなりすまし被害を受けるという展開にも及んだ(告発後に現れた類似IDだったことから、上記の結果に憤慨したcrimson氏によるものと噂された)。T氏はこの結末をcrimson氏に突き付けたうえで「実在する個人を特定できるようなことを書いて悪口をいうのは侮辱罪」にあたると忠告し、個人的な「文句があるなら、直接「Z」さんに会いに行くなりしてください」と苦言を呈した。

4月11日、crimson氏は一連の行為を自身によるものと認め、嘘の供述をしたことに対し謝罪のコメントを残した。またその自戒として、マジックカテゴリでの活動を引退する旨と、これまで交流のあったユーザーに向け感謝の言葉を綴った上で、自身の行為を「荒らしへの対抗」と釈明し、その真意をユーザーに問いかける形で言葉を締めくくった。以降、crimson氏は事実上コミュニティを去ったと思われ、アカウントの更新も途絶えていた。結局、同氏が主張していた今回の騒動に絡んだとされるZANGEの名前の出所については本人の口から明かされる事はなかった。

その後の動き[編集]

crimson氏と交流のあったK氏は、T氏の主張を取り上げたうえで、naturalenemy9氏の言動が自分勝手で卑劣な行為と断じておきながら、その元凶である粘着・なりすまし投稿者に対しては何も言及していない事を指摘した。さらにK氏は、T氏やなりすまし投稿者を含むユーザーIDを列挙し、それらを同一人物による悪質な荒らしであると主張した。それに対しT氏は、気に入らない利用者を同一人物と決めつける思想がcrimson氏と似ており、二人が同一人物ではないかなどと主張した挙句、件に対する直接的な言及は避けたまま活動が途絶えている。

事実、K氏はそれらが同一人物であるとの根拠を掴んでいた。それは、ある調査方法により判明した当該アカウントの登録メールアドレスの一部がいずれもm9*********@a****のような類似する文字列であることが発覚したためである。特に、ドメインの冒頭がaで始まるケースは個人取得のものでしか考えられないこと、同カテゴリ以外にも300件ほど調査したうえで一致する形式のメールアドレスが見当たらないことから確信に至っていた。K氏は本件に対し意見を求める質問投稿をした際、T氏同様にIDを晒されていたP氏がこれに反応。当該アドレスについて、指定の形式がm+数字10桁のユーザー名と@asobo.da.infoのドメインからなるフリーメールアドレスであると明かした。さらに、その発行元が主流なフリーメールサービスのQuickMail である事を踏まえ、K氏の調査の杜撰さを指摘した。当件についてはK氏も納得し、メールアドレスが似ているからすべて同一人物であるという考えは過信であったと認めた。ほどなくして、P氏も活動が途絶えたと思われる。

その他[編集]

naturalenemy9氏は、なりすまし投稿を繰り返すユーザーの質問に対し上述の回答カキコで徹底的に攻撃したが、それに便乗し今度は本人の類似アカウント「naturalenerny9」が現れ無関係のユーザーを攻撃する展開となった。これを受けて本人は、類似アカウントの書き込んだ回答に続いてそれを撃退する旨の回答を書き込んだが、皮肉にも(同一人物と見做した)当該ユーザーからは「一度回答するだけで君が追従してくれるから2倍荒れて助かってるw」などと挑発的なコメントをされた。

一連の書き込みのなかでnaturalenemy9氏は、誹謗中傷を受けたユーザーを庇う姿勢も見せており、それらの者に対し「手品師はイヤミな野郎ばかりだな」「イヤミな性格じゃなきゃ手品師になれないのか」「おまえらのイヤミな手品見せてくれよ」などと迫っていた。これらの言動から、自身がマジシャンとは無縁である様を演出したことが窺える。

P氏は当時、マジックカテゴリの常駐ユーザーであったD氏に執拗に絡み、時には揚げ足をとるなどしてD氏からは疎まれていた。その延長からK氏とも論争を繰り広げたが、古参同士という立場からD氏の肩を持つようなK氏の姿勢に憤慨する様子を見せていた。その論調が他の荒らしユーザーと酷似していた事も、一連の荒らしとの関連を追及された要因とみられる。

T氏やP氏を含む荒らしユーザーとされるアカウントの多くは登録したてであったことから、騒動の元凶およびそれに便乗して作成された特定ユーザーによる使い捨てアカウントとの見方があったと思われる。