琉球民族
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琉球民族(りゅうきゅうみんぞく)とは、かつて琉球王国(琉球國)の領域に相当する沖縄県の沖縄諸島と先島諸島、鹿児島県奄美群島に住む人々を、言語・生活習慣・歴史的経緯等から、独自の一民族であると定義した場合の集団である。
言語学上は、琉球語を母語とする民族を指す。この場合、いわゆる「本土日本人」を大和民族とし、「琉球民族」とアイヌと称される北方民族群、大和民族を合わせて日本民族とする。
概要[編集]
「琉球民族」と言う言葉は、そもそも沖縄学の創始者である伊波普猷が論文の中で用いた言葉である。伊波は沖縄県民について「琉球民族」の文言を用い、その民族意識を称揚する一方で、学問的には「日琉同祖論」と呼ばれる観点を提唱している。つまり、伊波による意図は、『日琉同祖論に基づいて、沖縄県民(「琉球民族」)が大和民族の支族である』と言う概念のもと用いた言葉である。
関連項目[編集]
- 琉球独立運動
- 琉球遺骨返還請求訴訟
- 日本の民族問題
- 沖縄人連盟(現東京沖縄県人会など)
- かりゆしクラブ(旧称琉球独立党)
- 琉球民族独立総合研究学会
- 琉球人先住民族論