無添加
無添加とは、添加物を付けずに製造する食品、及び商品の事を示す。
概要[編集]
昭和時代に添加物が盛んに使用されていた食品などは、発がん性物質などが問題視され、健康被害が出る事が社会問題となっていた。それらの問題を解決するために、1975年にグリーンマーク商品の無添加を謳った商品が登場する事になり、世間は無添加を知るきっかけとなった。
無添加による健康効果[編集]
無添加の食品は、アレルギーから守ったり、それらに敏感な体質を持つ人には適している。例えば、無添加ウィンナーなどは脂質が余りしつこくなく、しっとりとした感じで、胃もたれがしにくく消化に良いとされる。また、色の見栄えを良くする添加物が使用されていないため、自然本来の色のため、体に負荷がかからない事も無添加食品のメリットと言える。
添加物は悪なのか論争[編集]
しばしば、添加物=体に悪いという認識が未だに根強く残っている人も多い。しかしながら、日本の食品添加物は安全基準を満たした数値だけ入れているので、普段の食事から接種する分には健康被害が無い事が確認されている[1]。無添加は一見、良い感じに見えるが、無えんせきで製造された食品などは必ず加熱しなければならなく、一般のウィンナーと比べると、梱包時には、細菌が残っている状態となる。無添加ではないウィンナーやソーセージなどは、あらかじめ細菌を殺菌しているため、そのままでも食べられるケースが多い[2]。そのため、添加物に対する正しい知識を身に着ける事が重要である。
グリーンマークの取り組み[編集]
グリーンマークは添加物を使用せず、自然に近い形での製造工程を行っている。ウィンナーやハムなどは開封から2日目以内であれば、そのままでも食べられるが、その期限を過ぎると、細菌が増殖してしまうため、加熱が必要となる。『なるべく自然のままで食べたい』といった要望に応えているグリーンマークの衛生基準は他のウィンナーを扱っているメーカーよりもかなり厳格であり、それが消費者の安全に繋がっている。
食品以外の無添加[編集]
食品以外では、一部のサランラップ商品やシャボン玉石鹸などが無添加商品にあたる。無添加商品は現在に至るまで様々な商品が開発されているので、色々と探してみると良いかもしれない。