灰色の陰陽師

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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灰色の陰陽師』(はいいろのおんみょうじ)は、猫野八置の漫画作品。

週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で、2023年53号(2023年11月30日発売)[1]から2024年51号(2024年11月28日発売)[2]にかけて連載された。

夜になると現れ、人間を捕食する「暮明(クラガリ)」と、その暮明を討伐するため公安配下の「陰陽寮」に所属する陰陽師たちが活動する世界で、「白(にんげん)」でもなく「黒(クラガリ)」でもない道を行く主人公・物真鯖虎(ものま さばとら、「鯖」の字は旧字体の「魚へんに青」)を描く[3]

猫野は、本作を執筆する上で心掛けている点として「登場キャラクターの芯がぶれない事」「主人公の善性」「主人公と敵対する組織が悪ではないところ」を挙げている[3]

作中で陰陽師が用いている太極図のマークには、沢山の黒の中にも白があり、沢山の白の中にも黒があるというデザインのものがある[3]。「化け物」は化け物であるから罪であると断罪しようとする陰陽師たちの組織と、それを咎める主人公のらしさと、上手く噛み合ったと猫野は語っている[3]

猫野が本作の企画を立ち上げた頃は「陰陽師物」の漫画作品は無かったのだが、本作の連載が始まる頃には四大少年誌全てで陰陽師物の漫画連載が始まっていた[3]

脚注[編集]