浜通り
浜通り(はまどおり)は、福島県東部の太平洋沿いの地域名である[1]。 いわき市が最大の都市で、他に双葉郡、相馬郡、南相馬市、相馬市からなる。大部分が福島県編入前の磐前県に沿う。
地理[編集]
新地町や相馬市などは北の宮城県と、いわき市は、茨城県や首都圏との関係が密接であるなど、県内の市町村よりも隣接する県との関係が密接である。
これは浜通りと中通りの間に阿武隈高地が存在しており、山越えして中通りの市町村にアクセスするよりも高低差の少ない隣県のほうがアクセスしやすいという地理的な要因が大きい。
相馬市などの北部やいわき市などの南部の海岸には砂浜が、楢葉町などの中部の海岸には海岸段丘が広がっており、松川浦や塩屋崎灯台などの観光名所が点在。南部にはスパリゾートハワイアンズがある。
また、火力発電所や原子力発電所なども多く立地する電源地帯ともなっている。なお、かつては首都圏に石炭を供給する鉱業が盛んだった。
気候[編集]
中通りのように日本海側気候と太平洋側気候が入り混じったような気候ではなく、ほぼ大半が太平洋側気候に属している。また、中通りの太平洋側季候と比べても阿武隈高地の影響により西からの雪雲が浜通りに流入しづらいせいか福島県の中でも降雪は少なく、特に夜の森以南での積雪は稀である。加えて東北地方としては比較的温暖な気候であることから過ごしやすいともされている。
交通[編集]
鉄道[編集]
JRは常磐線と磐越東線が通じる。
なお、浪江まで国鉄川俣線(1972年(昭和47年)廃止)、相馬まで丸森線の支線が通じる構想があった。
貨物鉄道としては福島臨海鉄道がある。
道路[編集]
陸前浜街道と呼ばれた国道6号を中心とし、並行するようにいわき浪江線や広野小高線などにより南北の交通網が、磐越自動車道、国道115号や国道49号のような東西の交通網が主要な道路となっている。
東日本大震災や福島第一原子力発電所事故の影響を受け、国道6号を含む南北軸の交通量が寸断されたほか、山越えルートとなる東西軸も土砂崩れや豪雨災害による被災が多く、災害時の交通網の確保が課題となっている。
そのため、国や県が主体となって自動車専用道路の新設(相馬福島道路・小名浜道路)や既存の高速道路や主要道路の改良(常磐自動車道や国道6号など)といった計画を進めている。
バス[編集]
高速バス[編集]
路線バス[編集]
民間バス事業は大半で新常磐交通のエリアだが、相馬北部は福島交通エリアと分かれている。
過去には中通りや宮城県南部と結ぶJRバス東北のバス路線があった。