江ノ島電鉄10形電車(えのしまでんてつ10がたでんしゃ)は、1997年に江ノ島電鉄が導入した鉄道車両の1形式。
1991年をピークに輸送人員が減少していた江ノ島電鉄では1992年の2000形2003Fをもって一度新車投入を打ち切っていたが、江ノ電開業から95周年を迎える1997年に合わせて、近代化工事未施工の300形302Fの代替も兼ねて2連1本が登場した。
旅客誘致の一環のため、動態復元でない「欧風レトロ電車」としたデザインが特徴である。一方、機器類に関しては2000形を踏襲したカルダン駆動・抵抗制御の電気指令式ブレーキによる省メンテナンス化、省エネルギー化を図っている。