江ノ島電鉄10形電車

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江ノ島電鉄10形電車(えのしまでんてつ10がたでんしゃ)は、1997年に江ノ島電鉄が導入した鉄道車両の1形式。

概要[編集]

1991年をピークに輸送人員が減少していた江ノ島電鉄では1992年の2000形2003Fをもって一度新車投入を打ち切っていたが、江ノ電開業から95周年を迎える1997年に合わせて、近代化工事未施工の300形302Fの代替も兼ねて2連1本が登場した。

旅客誘致の一環のため、動態復元でない「欧風レトロ電車」としたデザインが特徴であり、屋根周りやスカートの形状、青塗装が独特となった。両開き扉も旧500形以来の採用とされ、前面方向幕も屋根上に設置された。一方、機器類に関しては2000形を踏襲したカルダン駆動・抵抗制御の電気指令式ブレーキによる省メンテナンス化、省エネルギー化を図っている。

同様のデザインは旧500形からの機器流用車20形にも改良の上で踏襲された。

改造[編集]

2025年にワンマン対応改造として車両側面カメラが設置された。同様の改造はこの時点で500形や1000形1500番台にも施工されており、700形も新造当初から施工済みである。車内案内表示器は原型のままであり、この時点で大規模なリニューアルがなされたわけではない。

なお、この改造により未改造の20形、2000形、1000形吊り掛け車や300形305Fとの併結を避けるようになった。

今後[編集]

車齢は30年に迫るが、ワンマン化がなされたため700形による置き換え廃車は考えられない。

しかしながら、大規模なリニューアルは未施工であり、リニューアルに伴い特徴的な屋根上方向幕も窓枠内のLED行先表示器として移設され前面に大幅な印象変化が起きる流れは避けられないものと思われるため、今後に注目したい。